レッドグルーヴァー（2009年生、母Wake Up Kiss）

レッドグルーヴァー（2009年3月6日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋いかした奴。最高に格好良い」。毛色は芦毛。種牡馬のAny Given Saturday（当時5歳）と交配したWake Up Kissが12歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地13戦2勝2着1回、中央障害8戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2015年の障害4歳以上オープン。

経歴

デビュー前

東京サラブレッドクラブにて総額3,800万円（9.5万×400口）で一口馬主が募集された。

角居勝彦厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2011年）

10月16日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1600m 晴/重）に出走。馬体重は456kg。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。

10月30日、中1週で迎えた2戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚を伸ばせず9着に敗れた。

3歳（2012年）

4月14日、約5か月半の休養明けで迎えた3戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1400m 曇/稍重）に出走。17頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場なく8着に敗れた。

4月29日、中1週で迎えた4戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず12着に敗れた。

5月20日、中2週で迎えた5戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。17頭立ての11番人気で大外17番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

6月17日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のステップアヘッドに9馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

6月30日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下の三陸特別（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が鈍り12着に敗れた。

9月17日、約2か月半の間隔を開けて迎えた8戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の箕面特別（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい13着に終わった。

4歳（2013年）

4月6日、約6か月半の休養明けで迎えた9戦目は、高田潤騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の花見山特別（福島ダート1700m 曇/良）に出走。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

4月28日、中2週で迎えた10戦目は、C.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではシャープな伸びを見せたが、チェスナットバロンに交わされて3馬身差の2着となった。

5月11日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1900m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続でC.デムーロ騎手（1戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一気に末脚を伸ばして、最後は2着のスカイウエイをクビ差振り切ってファンの期待に応えた。

8月3日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から18kg減らして迎えた12戦目は、3歳以上500万下の指宿特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は高田潤騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は一杯になって13着に敗れた。

8月31日、中3週で馬体重を前走から20kg戻して迎えた13戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で高田潤騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

10月26日、中7週で迎えた14戦目は、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 雨）に出走。鞍上は3戦連続で高田潤騎手（3戦0勝）。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。最後は、勝ったショウナンガーデンから6馬身差の2着となった。

11月10日、中1週で迎えた15戦目は、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は4戦連続で高田潤騎手（4戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月1日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は5戦連続で高田潤騎手（5戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のドリームセーリングに1馬身3/4の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

5歳（2014年）

7月19日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg絞って迎えた17戦目は、障害3歳以上オープン（中京障害芝3330m 雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で高田潤騎手（6戦1勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。5着に終わった。

8月9日、中2週で迎えた18戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝2850m 外→内曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で高田潤騎手（7戦1勝）。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。10着に敗れた。

10月18日、中9週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた19戦目は、障害3歳以上オープン（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で高田潤騎手（8戦1勝）。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。3着に入った。

12月13日、中7週で迎えた20戦目は、小坂忠士騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（中京障害芝3300m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。3着に入った。

6歳（2015年）

1月17日、中4週で迎えた21戦目は、障害4歳以上オープン（中京障害芝3330m 曇/稍重）に出走。鞍上は高田潤騎手（9戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、2着のプレミアムパスに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。