ガルフィンドリーム（1997年生、母ガルフィアン）

ガルフィンドリーム（1997年4月25日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のメジロアルダン（当時12歳）と交配したガルフィアンが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は広川忠久。戦績は、中央平地8戦0勝2着3回、中央障害11戦3勝2着2回。2002年の新潟ジャンプステークス(ハンデJG3)で2着に入った他、2002年の福島ジャンプステークス(障害3歳以上オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

藤原辰雄厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2000年）

2月26日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山芝2000m 曇/良）に出走。馬体重は442kg。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら13番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず13着に終わった。

3月11日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を披露し、3着に入り込んだ。

4月9日、中3週で迎えた3戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。17頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず7着に敗れた。

7月2日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から22kg増やして迎えた4戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で追い上げたが、抜け出したフォッサマグナを捕まえ切れず、1馬身差の2着となった。

8月12日、中5週で迎えた5戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（札幌芝2000m 晴/稍重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、抜け出したアルファローザンヌにクビ差届かず2着に甘んじた。

8月27日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（札幌芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

9月16日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、4歳未勝利（札幌芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は横山典弘騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では逸出した伸び脚で猛進したが、勝ったアドマイヤジェンヌにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

10月29日、中5週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた8戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島ダート1700m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり7着に敗れた。

4歳（2001年）

5月12日、約6か月半の休み明けで迎えた9戦目は、亀山泰延騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート2950m 晴）に出走。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。競走中止となった。

6月2日、中2週で迎えた10戦目は、横山義行騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート2950m 曇）に出走。14頭立ての5番人気で大外14番ゲートからスタート。4着に終わった。

6月30日、中3週で迎えた11戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2750m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山義行騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったエイシンウォーレンから約12馬身差の2着に敗北した。

7月22日、中2週で迎えた12戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山義行騎手（2戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のビゼンスバルに約13馬身の大差をつけて待望の初白星を挙げた。

9月22日、中8週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた13戦目は、沢昭典騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（中山障害芝3210m 曇/稍重）に出走。13頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。6着に敗れた。

11月3日、中5週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた14戦目は、秋陽ジャンプステークス（東京障害芝3300m 雨/良）に出走。鞍上は横山義行騎手（3戦1勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。4着に終わった。

5歳（2002年）

3月23日、約4か月半の休み明けで迎えた15戦目は、ペガサスジャンプステークス（中山障害芝3350m 外回り小雨/良）に出走。鞍上は沢昭典騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。14着に終わった。

4月27日、中4週で迎えた16戦目は、障害4歳以上オープン（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で沢昭典騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。最後は、2着のオンワードメテオをアタマ差制して制した。

6月8日、中5週で迎えた17戦目は、J・G2の東京ハイジャンプ（東京障害芝3300m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で沢昭典騎手（3戦1勝）。14頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。9着に終わった。

7月6日、中3週で迎えた18戦目は、田嶋翔騎手を鞍上に迎えて、福島ジャンプステークス（福島障害芝3350m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のマイネルコンバットに7馬身の差をつけて3勝目をつかんだ。

8月17日、中5週で迎えた19戦目は、ハンデJ・G3の新潟ジャンプステークス（新潟障害芝3250m 外→内晴/良）に牝馬ながら60kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で田嶋翔騎手（1戦1勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったオンワードメテオから4馬身差の2着となった。