グレースパンサー（1998年生、母ミノリケイアイ）

グレースパンサー（1998年5月1日）は、日本の競走馬。牡馬。品種はアングロアラブで、毛色は鹿毛。種牡馬のシナノリンボー（当時23歳）と交配したミノリケイアイが15歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は鹿戸武光。戦績は、地方21戦6勝2着3回。主な勝ち鞍は2000年のアラ系3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、鹿戸武光から「北海道9月市場アングロアラブ2歳」に上場され、石川県馬主協会によって262.5万円で落札された。

桑野進厩舎（金沢）へ入厩。

2歳（2000年）

11月13日、デビュー戦は桑野等騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳（金沢ダート900m 曇/不良）に出走。馬体重は511kg。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のタマノセンプーを半馬身振り切って初白星を挙げた。

3歳（2001年）

4月9日、約5か月の休養明けで迎えた2戦目は、アラ系3歳（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑野等騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

4月21日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、米倉知騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳（金沢ダート1300m 曇/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきり、で一団を先導。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のタカノノーブルをハナ差振り切って勝利を手に入れた。

5月15日、中2週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた4戦目は、アラ系3歳（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は桑野等騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、シオジダイオーに半馬身交わされて2着に敗北した。

5月26日、中1週で迎えた5戦目は、アラ系3歳（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で桑野等騎手（3戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、逃げるタカノノーブルを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

6月9日、中1週で迎えた6戦目は、アラ系3歳（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で桑野等騎手（4戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

6月23日、中1週で迎えた7戦目は、アラ系一般C1（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は米倉知騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい8着に敗れた。

7月7日、中1週で迎えた8戦目は、アラ系一般C2（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は桑野等騎手（5戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したミズホホーマを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

7月21日、中1週で迎えた9戦目は、アラ系一般C1（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑野等騎手（6戦1勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る恰好となり、で集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では見所を作れず9着に敗れた。

9月16日、中7週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた10戦目は、アラ系一般C2（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で桑野等騎手（7戦1勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず4着に終わった。

9月30日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた11戦目は、アラ系一般C2（金沢ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で桑野等騎手（8戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月14日、中1週で迎えた12戦目は、アラ系一般C1（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で桑野等騎手（9戦1勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るトミノモデルを上がり0位の末脚でクビ差だけ差し切って3勝目をつかんだ。

10月27日、中1週で迎えた13戦目は、コスモス賞（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で桑野等騎手（10戦2勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず4着に終わった。

11月12日、中1週で迎えた14戦目は、アラ系一般C1（金沢ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は7戦連続で桑野等騎手（11戦2勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立ち、でレースを引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマスクメロンチャンに2馬身の差をつけて制した。

11月24日、中1週で迎えた15戦目は、アラ系一般C1（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は米倉知騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のタカノヒーローに1馬身の差をつけて5勝目を手に入れた。

12月10日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、アラ系一般C1（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は桑野等騎手（12戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。競走中止となった。

4歳（2002年）

10月5日、約10か月の休み明けで馬体重を前走から10kg絞って迎えた17戦目は、アメジスト特別（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で桑野等騎手（13戦3勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月22日、中1週で迎えた18戦目は、アラ系一般C1（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で桑野等騎手（14戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見所を作れず4着に敗れた。

11月5日、中1週で迎えた19戦目は、アラ系一般C1（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で桑野等騎手（15戦3勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

11月16日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた20戦目は、アラ系一般C1（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で桑野等騎手（16戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のミハラテイオーに2馬身半の差をつけて6勝目を手にした。

12月7日、中2週で迎えた21戦目は、アラ系一般C1（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で桑野等騎手（17戦4勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず9着に敗れた。