ミスティックノヴァ（1994年生、母クリスタルガーデン）

ミスティックノヴァ（1994年5月11日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のミスターシービー（当時14歳）と交配したクリスタルガーデンが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）大栄牧場。戦績は、中央平地23戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は1999年の5歳以上500万下。

経歴

デビュー前

坪正直厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1997年）

3月2日、デビュー戦は山田和広騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は508kg。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に敗れた。

3月15日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（阪神ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山田和広騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

3月29日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山田和広騎手（2戦0勝）。13頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に敗れた。

4月12日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山田和広騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

6月14日、中8週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山田和広騎手（4戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るアイノスピリットを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

6月22日、連闘で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で山田和広騎手（5戦1勝）。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に終わった。

7月6日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（函館芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は7戦連続で山田和広騎手（6戦1勝）。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

7月20日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で山田和広騎手（7戦1勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

7月27日、連闘で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で山田和広騎手（8戦1勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るキタサンモガンボを豪脚で半馬身差し切って2勝目を奪取した。

9月20日、中7週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のオークランドレーシングクラブトロフィー（阪神芝2500m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は10戦連続で山田和広騎手（9戦2勝）。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

10月12日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で山田和広騎手（10戦2勝）。15頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、最後はメイショウスパートと並んで5着同着となった。

10月25日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で山田和広騎手（11戦2勝）。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、5着に入り込んだ。

11月15日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は13戦連続で山田和広騎手（12戦2勝）。15頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に敗れた。

11月22日、連闘で迎えた14戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の香嵐渓特別（中京ダート1700m 小雨/不良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は14戦連続で山田和広騎手（13戦2勝）。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に終わった。

12月7日、中1週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の高砂特別（阪神ダート1800m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は15戦連続で山田和広騎手（14戦2勝）。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず最後はダークブルーと並んで5着同着となった。

4歳（1998年）

1月5日、中3週で迎えた16戦目は、5歳以上900万下の睦月賞（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で山田和広騎手（15戦2勝）。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち味の強靭な心肺能力で最後まで奮闘したが、伸びてきたガルウイング決め手に屈してハナ差の2着となった。

1月18日、中1週で迎えた17戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は17戦連続で山田和広騎手（16戦2勝）。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に終わった。

1月31日、中1週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の琵琶湖特別（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は18戦連続で山田和広騎手（17戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず13着に敗れた。

5歳（1999年）

2月21日、約13か月の休養明けで馬体重を前走から34kg増やして迎えた19戦目は、5歳以上500万下（中京ダート2300m 曇/良）に出走。鞍上は19戦連続で山田和広騎手（18戦2勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

3月7日、中1週で迎えた20戦目は、5歳以上500万下（中京ダート2300m 小雨/稍重）に出走。鞍上は20戦連続で山田和広騎手（19戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のシロヤマボンバーをハナ差振り切って久々に美酒を浴びた。

6歳（2000年）

1月15日、約10か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた21戦目は、5歳以上900万下の稲荷特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は21戦連続で山田和広騎手（20戦3勝）。13頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く12着に終わった。

1月30日、中1週で迎えた22戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1800m 小雨/良）に出走。鞍上は22戦連続で山田和広騎手（21戦3勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

2月12日、中1週で迎えた23戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は23戦連続で山田和広騎手（22戦3勝）。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に終わった。