チャックネイト（2018年生、母ゴジップガール）

チャックネイト（2018年5月8日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「人名より+人名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のハーツクライ（当時17歳）と交配したゴジップガールが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。2024年のアメリカジョッキークラブカップ(G2)に勝利した他、2023年のアルゼンチン共和国杯(ハンデG2)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、社台ファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、金子真人ホールディングスによって7,992万円で落札された。

堀宣行厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2021年）

2月6日、デビュー戦は石橋脩騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は486kg。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、最後はディキシーデイズと並んで3着同着となった。

3月7日、中3週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったアスクヒーローに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

4月4日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で石橋脩騎手（2戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

7月18日、約3か月半の休養明けで迎えた4戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝2600m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のメモラーブルに2馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

8月28日、中5週で迎えた5戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスのルスツ特別（札幌芝2600m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

12月18日、約3か月半の休み明けで迎えた6戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京芝2200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のバニシングポイントに2馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

4歳（2022年）

1月15日、中3週で迎えた7戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

2月12日、中3週で迎えた8戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの箱根特別（東京芝2400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

8月20日、約6か月半の休み明けで迎えた9戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの札幌日刊スポーツ杯（札幌芝2600m 曇/稍重）に出走。鞍上はC.ルメール騎手（1戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

5歳（2023年）

1月7日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの長良川特別（中京芝2200m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のレッドバリエンテをクビ差振り切って久方ぶりの一戦をモノにした。

2月4日、中3週で迎えた11戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの早春ステークス（東京芝2400m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を繰り出したが、3着に終わった。

6月24日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた12戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの江の島ステークス（東京芝2000m 曇/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では圧巻の末脚を発揮したが、3着に終わった。

10月9日、約3か月半の休み明けで迎えた13戦目は、3歳以上3勝クラスの六社ステークス（東京芝2400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では一気に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のキングズパレスをクビ差振り切って雨中の大激戦を制した。

11月5日、中3週で迎えた14戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、ハンデG2のアルゼンチン共和国杯（東京芝2500m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。18頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、最後はヒートオンビートと並んで3着同着となった。

6歳（2024年）

1月21日、約2か月半の間隔を開けて迎えた15戦目は、R.R.キング騎手を鞍上に迎えて、G2のアメリカジョッキークラブカップ（中山芝2200m 外回り曇/不良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では不屈の敢闘精神で渋太く末脚を持続させて先頭をうかがい、最後は2着のボッケリーニをハナ差振り切って重賞ウィナーの称号を掴み取った。

4月28日、約3か月半の休養明けで迎えた16戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、G1の天皇賞（春）（京都芝3200m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。17頭立ての9番人気で16番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びを欠き14着に敗れた。

7月14日、約2か月半の間隔を開けて迎えた17戦目は、佐々木大輔騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の函館記念（函館芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。

8月18日、中4週で迎えた18戦目は、G2の札幌記念（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木大輔騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びを欠き8着に終わった。