ハンピンプリンス（1990年生、母サンエイアラジン）

ハンピンプリンス（1990年2月28日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のジヤツジヤー（当時19歳）と交配したサンエイアラジンが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は茨城県、生産者は東京大学大学院農学生命科学研究科附属牧場。戦績は、中央平地17戦1勝2着4回、地方9戦0勝。主な勝ち鞍は1993年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

古川平厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1993年）

2月27日、デビュー戦は四位洋文騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は420kg。11頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く5着に終わった。

3月13日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。

3月28日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で四位洋文騎手（2戦0勝）。15頭立ての9番人気で大外15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に終わった。

4月11日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で四位洋文騎手（3戦0勝）。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では末脚を伸ばせず15着に終わった。

5月1日、中2週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（京都ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で四位洋文騎手（4戦0勝）。15頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには絡めず8着に終わった。

5月15日、中1週で迎えた6戦目は、内山正博騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟ダート1700m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に終わった。

5月23日、連闘で迎えた7戦目は、4歳未勝利（阪神芝1600m 晴/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は四位洋文騎手（5戦0勝）。17頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では弾けるような伸びで驀進したが、伸びてきたオースミイワト決め手に屈して半馬身差の2着となった。

6月12日、中2週で迎えた8戦目は、加藤和宏騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に終わった。

6月19日、連闘で迎えた9戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和宏騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではパワフルな末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

7月25日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟芝2200m 外回り曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では物凄い伸び脚を見せたが、伸びてきたウインドルーブル決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

8月7日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた11戦目は、4歳未勝利（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、勝ったサンデーシルキーに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

9月12日、中4週で迎えた12戦目は、4歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（6戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、勝ったエナジスクインに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

9月25日、中1週で迎えた13戦目は、4歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（7戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のエイシンキャサリンを3/4馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

10月10日、中1週で迎えた14戦目は、川合達彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。13頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り13着に敗れた。

10月24日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（京都芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（8戦1勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に敗れた。

11月6日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（9戦1勝）。18頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

11月21日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（京都芝2400m 外回り雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で四位洋文騎手（10戦1勝）。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい11着に敗れた。

4歳（1994年）

8月9日、約8か月半の休養明けで迎えた18戦目は、尾崎章生騎手を鞍上に迎えて、C1ハ（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。8着に終わった。

5歳（1995年）

2月15日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた19戦目は、一般C2ニ（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で尾崎章生騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。11着に終わった。

3月2日、中1週で迎えた20戦目は、一般C2ホ（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で尾崎章生騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。9着に終わった。

3月21日、中2週で迎えた21戦目は、戸部尚実騎手を鞍上に迎えて、一般C2ヘ（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。8着に終わった。

4月14日、中2週で迎えた22戦目は、一般C2ホ（名古屋ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で戸部尚実騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。11着に終わった。

4月17日、連闘で迎えた23戦目は、半杭議騎手を鞍上に迎えて、一般C3ト（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。9着に終わった。

5月31日、中5週で迎えた24戦目は、丸山侯彦騎手を鞍上に迎えて、一般A B1（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。8着に終わった。

9月11日、約3か月半の休養明けで迎えた25戦目は、三浦讓二騎手を鞍上に迎えて、一般A B2（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。8着に終わった。

9月28日、中1週で迎えた26戦目は、一般A B（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦讓二騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。10着に終わった。