キングロッチ（2004年生、母ノアレリック）

キングロッチ（2004年5月16日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「王様＋血統より」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のゼンノエルシド（当時7歳）と交配したノアレリックが17歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者はエスティウィンファーム。戦績は、中央平地10戦0勝、地方14戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は2008年のきょう飲んだ?北海道の牛乳特別(一般C3-1)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、エスティウィンファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

成島英春厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2006年）

12月17日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。馬体重は472kg。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は失速してしまい16着に終わった。

3歳（2007年）

1月7日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では瞬発力に優れた末脚を繰り出し、5着に入り込んだ。

1月28日、中2週で迎えた3戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮したが、最後はレオプリンスと並んで3着同着となった。

2月17日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位には届かず7着に敗れた。

6月3日、約3か月半の休み明けで迎えた5戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に敗れた。

6月23日、中2週で迎えた6戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1150m 晴/重）に出走。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に敗れた。

7月15日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（新潟芝2000m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず10着に終わった。

8月5日、中2週で迎えた8戦目は、桜井拓章騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 雨/不良）に出走。13頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に終わった。

9月2日、中3週で迎えた9戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見所を作れず8着に終わった。

9月23日、中2週で迎えた10戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。

4歳（2008年）

1月7日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から17kg増やして迎えた11戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、4歳（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

2月4日、中3週で迎えた12戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、4歳（船橋ダート1500m 晴/不良）に出走。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が衰えて8着に敗れた。

3月3日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、田中力騎手を鞍上に迎えて、4歳（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に終わった。

4月3日、中3週で馬体重を前走からさらに11kg減らして迎えた14戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、一般C3二ア（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が衰えて11着に敗れた。

5月7日、中4週で迎えた15戦目は、川島雅人騎手を鞍上に迎えて、栄町特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。7頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて4着に敗れた。

5月21日、中1週で迎えた16戦目は、スーパースクランブル特別（札幌(地)ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川島雅人騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に敗れた。

6月3日、中1週で迎えた17戦目は、フェクダ特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川島雅人騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。3着に入った。

7月2日、中3週で迎えた18戦目は、斉藤正弘騎手を鞍上に迎えて、ペルセウス特別（旭川ダート1500m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったアストラルフォースから1馬身半差の2着となった。

7月24日、中2週で迎えた19戦目は、フルーツ王国よいちサクランボ特別（旭川ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は川島雅人騎手（3戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のミラクルページに1馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

8月5日、中1週で迎えた20戦目は、きょう飲んだ?北海道の牛乳特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島雅人騎手（4戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のグレイスオペラに2馬身半の差をつけて圧倒的人気に応えた。

9月4日、中3週で迎えた21戦目は、坂下秀樹騎手を鞍上に迎えて、ヤングジェネレーションカップ（旭川ダート1600m 晴/重）に出走。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったモエレダンスクインから4馬身差の2着となった。

10月21日、中6週で迎えた22戦目は、門別温泉とねっこの湯特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は斉藤正弘騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着を確保した。

10月30日、連闘で迎えた23戦目は、日高軽種馬農業協同組合特別（門別ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は川島雅人騎手（5戦2勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上々の伸びを見せたが、伸びてきたキャッチドリーマー決め手に屈してクビ差の2着となった。

5歳（2009年）

6月10日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた24戦目は、山口竜一騎手を鞍上に迎えて、スパイキュール賞（門別ダート1800m 雨/良）に出走。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では余力が残っておらず11着に敗れた。