ダイワルベール（1992年生、母ルベールターフ）

ダイワルベール（1992年4月10日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のランズダーン（当時12歳）と交配したルベールターフが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は青森県、生産者は（株）タイヘイ牧場。戦績は、中央平地24戦6勝2着2回、地方3戦0勝。1995年の菜の花ステークス(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

蛯名信広厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1994年）

11月6日、デビュー戦は田面木博公騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1800m 雨/良）に出走。馬体重は504kg。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後はバテてしまい11着に敗れた。

12月10日、中4週で迎えた2戦目は、鹿戸雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るコウサイレディを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（1995年）

1月5日、中3週で迎えた3戦目は、4歳500万下（中山ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で鹿戸雄一騎手（1戦1勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではしぶとく伸び続けたが、抜け出したキューティリサを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。

2月4日、中3週で迎えた4戦目は、4歳500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で鹿戸雄一騎手（2戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るニューシティボーイを圧倒的な末脚で半馬身差し切って2勝目を掴み取った。

2月25日、中2週で迎えた5戦目は、3歳オープンのクロッカスステークス（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で鹿戸雄一騎手（3戦2勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き7着に終わった。

3月25日、中3週で迎えた6戦目は、3歳オープンの菜の花ステークス（中山芝1200m 外回り雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で鹿戸雄一騎手（4戦2勝）。13頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天資の闘争心でゴールまで力戦し、3着を確保した。

5月6日、中5週で迎えた7戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの菖蒲ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。

6月4日、中3週で迎えた8戦目は、3歳G2のニュージーランドトロフィー4歳ステークス（東京芝1600m 曇/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は鹿戸雄一騎手（5戦2勝）。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では脚を伸ばせず12着に終わった。

4歳（1996年）

1月13日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた9戦目は、5歳以上900万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鹿戸雄一騎手（6戦2勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に終わった。

1月27日、中1週で迎えた10戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のベニノコバンを半馬身振り切って3勝目を手に入れた。

2月17日、中2週で迎えた11戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、橿原ステークス（京都ダート1400m 小雪/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、伸びてきたメジロモネ決め手に屈してクビ差の2着となった。

3月31日、中5週で迎えた12戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の心斎橋ステークス（阪神ダート1400m 晴/重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

5月4日、中4週で迎えた13戦目は、ハンデ戦の立夏ステークス（東京ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のアカツキホーオーをクビ差振り切って4勝目を収める

12月8日、約7か月半の休養明けで迎えた14戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、師走ステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に終わった。

5歳（1997年）

1月7日、中3週で迎えた15戦目は、サンライズステークス（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では一気に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のベルグネーヴィをハナ差振り切って5勝目を手にした。

2月8日、中4週で迎えた16戦目は、春望ステークス（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（2戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のセンボンザクラをクビ差振り切って順当に勝利した。

3月9日、中3週で迎えた17戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、コーラルステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では伸びが劣勢になり11着に敗れた。

4月19日、中5週で迎えた18戦目は、ハンデ戦でオープンのオアシスステークス（東京ダート1600m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は蛯名正義騎手（3戦2勝）。15頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、5着に終わった。

6歳（1998年）

2月22日、約10か月半の休養明けで迎えた19戦目は、銀嶺ステークス（東京ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（4戦2勝）。13頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず10着に終わった。

3月8日、中1週で迎えた20戦目は、橋本広喜騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのオーシャンステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に53kgの軽斤量で出走。8頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず6着に終わった。

4月11日、中4週で迎えた21戦目は、大塚栄三郎騎手を鞍上に迎えて、G3のダービー卿チャレンジトロフィー（中山芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。11頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず11着に終わった。

4月25日、中1週で迎えた22戦目は、ハンデ戦でオープンのオアシスステークス（東京ダート1600m 曇/不良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で大塚栄三郎騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は失速してしまい8着に終わった。

6月11日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた23戦目は、G3の北海道スプリントカップ（札幌(地)ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（5戦2勝）。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。4着を確保した。

8月14日、中8週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた24戦目は、G3のクラスターカップ（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は大塚栄三郎騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。4着に終わった。

9月2日、中2週で迎えた25戦目は、G3のさきたま杯（浦和ダート1400m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で大塚栄三郎騎手（3戦0勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

7歳（1999年）

2月21日、約5か月半の休養明けで迎えた26戦目は、銀嶺ステークス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びあぐねて13着に終わった。

3月13日、中2週で迎えた27戦目は、ハンデG3のマーチステークス（中山ダート1800m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。果敢に端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。最後はガス欠状態になり16着に終わった。