マルヒロオーカン（1997年生、母マルヒロダンサー）

マルヒロオーカン（1997年3月21日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のカコイーシーズ（当時11歳）と交配したマルヒロダンサーが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は若山淳一。戦績は、地方36戦9勝2着4回。主な勝ち鞍は2002年の白露特別(一般C1二)。

経歴

デビュー前

玉井吉丸厩舎（船橋）へ入厩。

3歳（2000年）

6月29日、デビュー戦は柿本政男騎手を鞍上に据えて、4歳（船橋ダート1200m 曇/不良）に出走。馬体重は508kg。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るセカイキロクを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

7月27日、中3週で迎えた2戦目は、4歳（船橋ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で柿本政男騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

10月24日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、4歳（船橋ダート1400m 内回り晴/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で柿本政男騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

11月27日、中4週で迎えた4戦目は、佐藤隆騎手を鞍上に迎えて、4歳（船橋ダート1500m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のリスポンスシーダに6馬身の差をつけて2勝目を手に入れた。

12月18日、中2週で迎えた5戦目は、4歳（船橋ダート1500m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で佐藤隆騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るヤマノハイキングを豪快な末脚で交わし去り、最後は6馬身の差をつけて3勝目を獲得した。

4歳（2001年）

2月6日、中6週で迎えた6戦目は、一般C2五（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は柿本政男騎手（3戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るホクトシャーロックを強烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて4勝目を挙げた。

3月12日、中4週で迎えた7戦目は、一般C2二（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柿本政男騎手（4戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のダンスグローリアスに3馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

4月2日、中2週で迎えた8戦目は、一般C1四（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は佐藤隆騎手（2戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を繰り出したが、4着に終わった。

5月29日、中7週で迎えた9戦目は、一般C1四イ（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤隆騎手（3戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

12月20日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から32kg増やして迎えた10戦目は、年の瀬特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤隆騎手（4戦2勝）。14頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では目立つような脚を使えず12着に敗れた。

5歳（2002年）

1月3日、中1週で迎えた11戦目は、一般C2四イ（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤隆騎手（5戦2勝）。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天授の闘志でゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

2月27日、中7週で迎えた12戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、一般C2八（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のように疾駆したが、伸びてきたイブキアクション決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

3月27日、中3週で迎えた13戦目は、一般C2四イ（船橋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では根気強くタフに走り抜いたが、勝ったデュプレモーニンに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

4月16日、中2週で迎えた14戦目は、一般C2二イ（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で張田京騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

5月6日、中2週で迎えた15戦目は、一般C2三（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は佐藤隆騎手（6戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るピクチャースルーを交わし去り、最後は1馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

6月10日、中4週で迎えた16戦目は、一般C1四（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤隆騎手（7戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に敗れた。

6月27日、中1週で迎えた17戦目は、一般C1三ア（船橋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤隆騎手（8戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るスマイルフェイスを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて7勝目を手にした。

7月15日、中2週で迎えた18戦目は、一般C1四（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤隆騎手（9戦4勝）。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のティエッチライズに2馬身半の差をつけて8勝目を獲得した。

8月30日、中6週で迎えた19戦目は、海原特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で佐藤隆騎手（10戦5勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

9月19日、中2週で迎えた20戦目は、秋田実騎手を鞍上に迎えて、白露特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。13頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るネスを上がり3位タイの末脚でクビ差だけ差し切って9勝目を掴み取った。

10月2日、中1週で迎えた21戦目は、一般B3三（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は佐藤隆騎手（11戦5勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったヒノデランランにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

11月7日、中4週で迎えた22戦目は、霜月特別（船橋ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤隆騎手（12戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したアサカランナウェイに半馬身届かず2着に敗北した。

12月5日、中3週で迎えた23戦目は、ラピスラズリ特別（船橋ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤隆騎手（13戦5勝）。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。

6歳（2003年）

1月24日、中6週で迎えた24戦目は、初春特別（船橋ダート2000m 晴/不良）に出走。鞍上は秋田実騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天資の負けじ心を発揮してゴールまで力戦したが、4着に終わった。

2月11日、中2週で迎えた25戦目は、駿光特別（船橋ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で秋田実騎手（2戦1勝）。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

3月24日、中5週で迎えた26戦目は、ブラッドストーン特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で秋田実騎手（3戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に敗れた。

5月2日、中5週で迎えた27戦目は、立夏特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で秋田実騎手（4戦1勝）。14頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず13着に終わった。

10月6日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた28戦目は、ハンデ戦のオクトーバー特別（船橋ダート1700m 雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で秋田実騎手（5戦1勝）。14頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず13着に終わった。

11月11日、中4週で迎えた29戦目は、晩秋特別（船橋ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で秋田実騎手（6戦1勝）。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず13着に終わった。

12月12日、中3週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた30戦目は、トルコ石特別（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で秋田実騎手（7戦1勝）。14頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい12着に終わった。

7歳（2004年）

1月14日、中4週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた31戦目は、山中尊徳騎手を鞍上に迎えて、一般C1三イ（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。13頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

2月10日、中3週で迎えた32戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、一般C1三ア（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では決め手に欠いて10着に終わった。

3月24日、中5週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた33戦目は、アクアマリン特別（船橋ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は山中尊徳騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で大外13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では全く伸びず8着に終わった。

4月14日、中2週で迎えた34戦目は、佐藤正人騎手を鞍上に迎えて、一般C1四（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。13頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず8着に終わった。

5月7日、中2週で迎えた35戦目は、一般C1四（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は山中尊徳騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に終わった。

5月25日、中2週で迎えた36戦目は、一般C1四（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山中尊徳騎手（3戦0勝）。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚が冴えず8着に終わった。