アサヒチェリー（2008年生、母シンシアナガール）

アサヒチェリー（2008年5月19日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名（馬主名より）＋桜」。毛色は鹿毛。種牡馬のゼンノロブロイ（当時8歳）と交配したシンシアナガールが11歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は本巣敦。戦績は、中央平地16戦0勝、地方25戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2012年の一般C2十五。

経歴

デビュー前

1歳のとき、本巣敦から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

岩元市三厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2010年）

6月19日、デビュー戦は国分恭介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は444kg。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず8着に終わった。

7月3日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神芝1200m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で国分恭介騎手（1戦0勝）。7頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい6着に終わった。

7月18日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では強靭な末脚を披露し、3着に入り込んだ。

8月8日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で高倉稜騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

8月28日、中2週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で高倉稜騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に敗れた。

9月11日、中1週で迎えた6戦目は、2歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で高倉稜騎手（3戦0勝）。14頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず11着に終わった。

9月26日、中1週で迎えた7戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（阪神芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

10月10日、中1週で迎えた8戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に終わった。

11月13日、中4週で迎えた9戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は高倉稜騎手（4戦0勝）。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず12着に終わった。

3歳（2011年）

4月16日、約5か月の休養明けで迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。最後は脚色が衰えて10着に終わった。

5月7日、中2週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に終わった。

5月22日、中1週で迎えた12戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 小雨/良）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びを欠き8着に終わった。

6月5日、中1週で迎えた13戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く10着に敗れた。

6月26日、中2週で迎えた14戦目は、3歳未勝利（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（3戦0勝）。18頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではいいところがなく18着に終わった。

7月31日、中4週で迎えた15戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（4戦0勝）。18頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

9月4日、中4週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた16戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（5戦0勝）。18頭立ての7番人気で17番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に敗れた。

10月10日、中4週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた17戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2-3（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に敗れた。

10月23日、中1週で迎えた18戦目は、村松翔太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2-3（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいいところがなく5着に終わった。

11月13日、中2週で迎えた19戦目は、杉村一樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2-3（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚が残っておらず4着に敗れた。

12月5日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上C2-3（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で杉村一樹騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く4着に敗れた。

12月20日、中1週で迎えた21戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、一般C20（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい7着に敗れた。

12月31日、中1週で迎えた22戦目は、友森翔太郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の一般C20（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に終わった。

4歳（2012年）

1月3日、連闘で馬体重を前走から13kg減らして迎えた23戦目は、小高竜輝1歳記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で友森翔太郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に終わった。

1月11日、連闘で馬体重を前走から7kg戻して迎えた24戦目は、持原大志騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の一般C21（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着を確保した。

1月17日、連闘で迎えた25戦目は、一般C23（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で持原大志騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

1月31日、中1週で迎えた26戦目は、荒尾競馬記念がんばろう地方競馬（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で持原大志騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず4着に敗れた。

2月7日、連闘で迎えた27戦目は、丸山真一騎手を鞍上に迎えて、一般C23（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

2月21日、中1週で迎えた28戦目は、一般C23（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山真一騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、抜け出したヒルノベーグルを捕まえ切れず、アタマ差の2着となった。

3月6日、中1週で迎えた29戦目は、一般C21（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で丸山真一騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。

3月20日、中1週で迎えた30戦目は、フルマラソン初完走記念（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で丸山真一騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。

4月11日、中2週で迎えた31戦目は、森島貴之騎手を鞍上に迎えて、一般C15（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びを欠き8着に終わった。

4月18日、連闘で迎えた32戦目は、一般C15（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は友森翔太郎騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚が冴えず10着に終わった。

5月1日、中1週で迎えた33戦目は、加藤利征騎手を鞍上に迎えて、和弘&真理子新婚生活スタート杯（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいいところがなく6着に終わった。

5月16日、中1週で迎えた34戦目は、大畑雅章800勝達成おめでとう（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で加藤利征騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

5月30日、中1週で迎えた35戦目は、一般C16（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤利征騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

6月16日、中1週で迎えた36戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、一般C2十五（水沢ダート1300m 小雨/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るスカイアメリカンをクビ差だけ差し切って待望の初勝利を挙げた。

7月1日、中1週で迎えた37戦目は、一般C2十一（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが鈍く9着に敗れた。

7月7日、連闘で迎えた38戦目は、一般C2五（水沢ダート1300m 小雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山本聡哉騎手（2戦1勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚がパッとせず4着に終わった。

7月15日、連闘で迎えた39戦目は、一般C2十（盛岡ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で山本聡哉騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

7月29日、中1週で迎えた40戦目は、一般C2十（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山本聡哉騎手（4戦1勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

8月4日、連闘で迎えた41戦目は、一般C2五（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で山本聡哉騎手（5戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は勢いを失って8着に敗れた。