マルブツロドリゴ（1994年生、母マルブツロンリー）

マルブツロドリゴ（1994年5月13日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のロドリゴデトリアーノ（当時5歳）と交配したマルブツロンリーが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）中央牧場。戦績は、中央平地27戦4勝2着2回。主な勝ち鞍は1999年の醍醐特別(900万下)。

経歴

デビュー前

坪正直厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1997年）

5月17日、デビュー戦は山田和広騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（中京ダート1000m 曇/重）に出走。馬体重は464kg。13頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

6月14日、中3週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田和広騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

6月22日、連闘で迎えた3戦目は、4歳未勝利（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山田和広騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。前に出て、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のジーゲスクランツに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

7月5日、中1週で迎えた4戦目は、4歳以上500万下の立待岬特別（函館芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は4戦連続で山田和広騎手（3戦1勝）。15頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り13着に終わった。

7月27日、中2週で迎えた5戦目は、4歳以上500万下（函館芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山田和広騎手（4戦1勝）。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では切れる脚を使えず9着に終わった。

4歳（1998年）

6月7日、約10か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた6戦目は、西谷誠騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったアスクギャラクシーに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

6月27日、中2週で迎えた7戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西谷誠騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

7月11日、中1週で迎えた8戦目は、5歳以上500万下（阪神芝1200m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で西谷誠騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、ハイペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって10着に敗れた。

7月26日、中1週で迎えた9戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 雨/良）に出走。13頭立ての5番人気で大外13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

8月15日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下の洛東特別（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

9月6日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下の洛北特別（京都芝1200m 雨/良）に出走。鞍上は山田和広騎手（5戦1勝）。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバタバタになってしまい10着に終わった。

9月20日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山田和広騎手（6戦1勝）。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。最後はバテてしまい14着に敗れた。

11月22日、中8週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた13戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山田和広騎手（7戦1勝）。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。前に出て、後続を2馬身以上離して、タフなペースでレースを引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では稟性のガッツでゴールまでタレずに走り切り、3着を確保した。

12月5日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で山田和広騎手（8戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、勝ったサンダンスに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

5歳（1999年）

6月20日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた15戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山田和広騎手（9戦1勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

7月3日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1000m 小雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で山田和広騎手（10戦1勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では全く伸びず10着に終わった。

9月5日、中8週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は7戦連続で山田和広騎手（11戦1勝）。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のテイエムペガサスに1馬身1/4の差をつけて久しぶりに勝利を挙げた。

10月10日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、4歳以上500万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で山田和広騎手（12戦2勝）。17頭立ての3番人気に推されて大外17番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が鈍り17着に敗れた。

10月16日、連闘で馬体重を前走から6kg絞って迎えた19戦目は、4歳以上500万下の岩谷特別（福島芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で山田和広騎手（13戦2勝）。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では出色の末脚を披露したが、4着に終わった。

10月30日、中1週で迎えた20戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のサイキョウザクラに4馬身の差をつけて勝利をモノにする

11月21日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上900万下の醍醐特別（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は山田和広騎手（14戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで持ち堪えて、最後は2着のマヤノジャッカルに1馬身1/4の差をつけて制した。

12月18日、中3週で迎えた22戦目は、4歳以上1600万下の逆瀬川ステークス（阪神芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田和広騎手（15戦3勝）。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は力尽きて13着に終わった。

6歳（2000年）

10月8日、約10か月の休み明けで迎えた23戦目は、4歳以上1600万下の京洛ステークス（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山田和広騎手（16戦3勝）。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天資の負けじ魂を発揮してゴールまで力戦し、4着を確保した。

11月26日、中6週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の貴船ステークス（京都ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で山田和広騎手（17戦3勝）。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に敗れた。

7歳（2001年）

9月1日、約9か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた25戦目は、3歳以上1000万下の大濠特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山田和広騎手（18戦3勝）。18頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい13着に敗れた。

9月29日、中3週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた26戦目は、3歳以上1000万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で山田和広騎手（19戦3勝）。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず15着に終わった。

10月20日、中2週で迎えた27戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の壬生特別（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で山田和広騎手（20戦3勝）。17頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して7番手で通過。直線では全く伸びず11着に終わった。