ジーゲスクランツ（1994年生、母イルミナント）

ジーゲスクランツ（1994年6月10日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のノーザンテースト（当時23歳）と交配したイルミナントが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は（有）社台コーポレーション白老ファーム。戦績は、中央平地18戦0勝2着3回、地方2戦0勝2着2回。

経歴

デビュー前

社台サラブレッドクラブにて総額2,800万円（140万×20口）で一口馬主が募集された。

河野通文厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1997年）

3月2日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は466kg。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、勝ったジェイドシチーに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

3月15日、中1週で迎えた2戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳新馬（中山芝1200m 外回り曇/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

6月14日、約3か月の休養明けで迎えた3戦目は、柴田未崎騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（函館ダート1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、勝ったセントハクウンをクビ差捉え切れず2着に甘んじた。

6月22日、連闘で迎えた4戦目は、4歳未勝利（函館ダート1000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で柴田未崎騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、勝ったマルブツロドリゴに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

7月12日、中2週で迎えた5戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（函館ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

9月27日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮したが、3着に終わった。

10月15日、中2週で迎えた7戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のオクトーバーフラワー賞（川崎ダート1500m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったナントウキングからクビ差の2着に甘んじた。

11月1日、中1週で迎えた8戦目は、亀山泰延騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島ダート1700m 曇/稍重）に出走。13頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。

11月16日、中1週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で亀山泰延騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

11月30日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で亀山泰延騎手（2戦0勝）。13頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

12月13日、中1週で迎えた11戦目は、青木芳之騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、5着に終わった。

4歳（1998年）

3月28日、約3か月半の休養明けで迎えた12戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/重）に53kgの軽斤量で出走。14頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では出色の末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

4月18日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、5着に終わった。

5月4日、中1週で迎えた14戦目は、安田富男騎手を鞍上に迎えて、越後特別（新潟(地)ダート1700m 晴/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったオトコマエから1馬身差の2着に敗北した。

5月24日、中2週で迎えた15戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（新潟ダート1700m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

6月20日、中3週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1700m 小雨/不良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では最後まで息が続かず10着に敗れた。

7月5日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

7月11日、連闘で迎えた18戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず4着に終わった。

7月26日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に終わった。

8月22日、中3週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は柴田未崎騎手（2戦0勝）。18頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では伸びが鈍く13着に終わった。