タマビッグボス（2007年生、母タマビッグエックス）

タマビッグボス（2007年5月7日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋母名の一部＋父名の一部」。毛色は青鹿毛。種牡馬のアドマイヤボス（当時10歳）と交配したタマビッグエックスが16歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は斉藤安行。戦績は、中央平地18戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2010年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

相沢郁厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2009年）

10月4日、デビュー戦は松岡正海騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は480kg。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、シロイキセキに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

10月17日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、レーザーブレイドにハナ差交わされて2着に甘んじた。

11月8日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松岡正海騎手（2戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

11月29日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松岡正海騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のミエノグレースに2馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

3歳（2010年）

1月31日、中8週で迎えた5戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

2月13日、中1週で迎えた6戦目は、3歳500万下（東京ダート1400m 小雨/重）に出走。鞍上は松岡正海騎手（4戦1勝）。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではパワフルな末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

3月6日、中2週で迎えた7戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の黄梅賞（中山芝1600m 外回り雨/重）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず13着に終わった。

4月24日、中6週で迎えた8戦目は、3歳500万下（京都ダート1200m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は川田将雅騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に敗れた。

5月16日、中2週で迎えた9戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では強靭な末脚を披露し、4着に入った。

6月27日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず5着に敗れた。

7月10日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた11戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/不良）に出走。13頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

8月28日、中6週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のビーボタンダッシュを半馬身振り切って優勝

10月10日、中5週で迎えた13戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（東京ダート1400m 晴/重）に出走。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず8着に終わった。

11月1日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上1000万下（東京ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びを欠き12着に敗れた。

11月28日、中3週で迎えた15戦目は、3歳以上1000万下のシャングリラ賞（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で津村明秀騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず7着に終わった。

4歳（2011年）

1月5日、中4週で迎えた16戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（5戦1勝）。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を披露し、4着に入り込んだ。

1月29日、中2週で迎えた17戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の和布刈特別（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では出色の末脚を披露し、3着に入った。

5歳（2012年）

10月21日、約21か月の休養明けで迎えた18戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びあぐねて10着に終わった。