バトルパミーナ（1989年生、母カンナイクイン）

バトルパミーナ（1989年5月12日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のブレイヴエストローマン（当時17歳）と交配したカンナイクインが5歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は藤本ファーム。戦績は、中央平地22戦2勝2着2回、地方11戦1勝。主な勝ち鞍は1992年の4歳500万下。

経歴

デビュー前

秋山雅一厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1992年）

4月26日、デビュー戦は塚越一弘騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（新潟芝1400m 外回り晴/良）に出走。馬体重は422kg。13頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。敢然と端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資の闘志でゴールまで力戦し、3着に入った。

5月3日、連闘で迎えた2戦目は、坂本勝美騎手を鞍上に迎えて、4歳未出走（新潟芝1200m 外回り曇/稍重）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ルトロワマルスに交わされて1馬身3/4差の2着に敗北した。

5月31日、中3週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（東京ダート1200m 晴/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で坂本勝美騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったフジノウイナーズにねじ伏せられて3馬身差の2着に敗北した。

6月13日、中1週で迎えた4戦目は、大塚栄三郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

6月28日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（福島芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大塚栄三郎騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のダイワシャロックに1馬身1/4の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

7月11日、中1週で迎えた6戦目は、4歳500万下（福島ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で大塚栄三郎騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして楽々と抜け出し、最後は2着のフジミココスに3馬身半の差をつけて2勝目を挙げた。

8月8日、中3週で迎えた7戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の五頭連峰特別（新潟芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は坂本勝美騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

8月22日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の飯豊特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は大塚栄三郎騎手（3戦2勝）。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚勢が悪くなり14着に敗れた。

9月26日、中4週で迎えた9戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の上総特別（中山芝1200m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は坂本勝美騎手（3戦0勝）。13頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はタレてしまい10着に終わった。

11月1日、中4週で迎えた10戦目は、4歳以上900万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は大塚栄三郎騎手（4戦2勝）。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、若干遅いペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚が止まってしまい14着に終わった。

4歳（1993年）

5月9日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、浜野谷憲尚騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（東京ダート1200m 曇/良）に出走。13頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって8着に終わった。

6月6日、中3週で迎えた12戦目は、5歳以上900万下（東京ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は大塚栄三郎騎手（5戦2勝）。13頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい10着に終わった。

7月4日、中3週で迎えた13戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下の尾瀬特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大塚栄三郎騎手（6戦2勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて6着に敗れた。

7月17日、中1週で迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1000m 雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で大塚栄三郎騎手（7戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

7月31日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で大塚栄三郎騎手（8戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい8着に敗れた。

9月18日、中6週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下の袖ケ浦特別（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で大塚栄三郎騎手（9戦2勝）。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、タフなペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天賦の闘争心でゴールまで勇戦し、4着に入った。

10月3日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 小雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で大塚栄三郎騎手（10戦2勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、壮絶なハイペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では稟性の闘志でゴールまでタレずに走り切り、4着に入った。

10月16日、中1週で迎えた18戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の高湯特別（福島ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

10月31日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下の金華山特別（福島ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は坂本勝美騎手（4戦0勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では脚が残っておらず12着に敗れた。

5歳（1994年）

7月9日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、5歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は大塚栄三郎騎手（11戦2勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。逃げを打ち、緩みのないペースでレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く12着に終わった。

7月24日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大塚栄三郎騎手（12戦2勝）。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず最後はアイネスサウンドと並んで5着同着となった。

8月7日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大塚栄三郎騎手（13戦2勝）。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が衰えて10着に敗れた。

10月19日、中9週で馬体重を前走から22kg増やして迎えた23戦目は、森下博騎手を鞍上に迎えて、一般C1二（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。5着に終わった。

10月28日、連闘で迎えた24戦目は、岡村裕基騎手を鞍上に迎えて、こいぬ座特別（大井ダート1700m 曇/良）に出走。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。10着に終わった。

11月9日、中1週で迎えた25戦目は、一般C1三四（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡村裕基騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のランドカペラに2馬身半の差をつけて久方ぶりに美酒を浴びた。

11月22日、中1週で迎えた26戦目は、一般B3二（川崎ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で岡村裕基騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月9日、中1週で迎えた27戦目は、一般B3二（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡村裕基騎手（3戦1勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。12着に敗れた。

12月30日、中2週で迎えた28戦目は、ターコイズ特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で岡村裕基騎手（4戦1勝）。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。4着に終わった。

6歳（1995年）

1月19日、中2週で迎えた29戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、むつき特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。3着に終わった。

2月6日、中2週で迎えた30戦目は、早春特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。5着に敗れた。

2月27日、中2週で迎えた31戦目は、観梅特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。5着に終わった。

3月24日、中3週で迎えた32戦目は、佐藤喜良騎手を鞍上に迎えて、春暖特別（川崎ダート1600m 雨/良）に出走。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。8着に終わった。

4月10日、中1週で迎えた33戦目は、丹沢特別（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は的場文男騎手（3戦0勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。10着に終わった。