シゲルビフウ（2001年生、母オンワードページ）

シゲルビフウ（2001年4月3日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋美風」。毛色は鹿毛。種牡馬のハンセル（当時13歳）と交配したオンワードページが18歳のときに産んだ11番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は村下清志。戦績は、中央平地10戦1勝2着5回。主な勝ち鞍は2004年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、村下清志から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、マギーファームによって630万円で落札された。

中村均厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2003年）

6月22日、デビュー戦は長谷川浩大騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は458kg。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、勝ったフィーユドゥレーヴに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

7月5日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（函館芝1200m 曇/重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で長谷川浩大騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

7月19日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で長谷川浩大騎手（2戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では卓抜な伸び脚で急追したが、勝ったエンジェルクルーを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

3歳（2004年）

5月1日、約9か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で長谷川浩大騎手（3戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5月16日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟芝2400m 雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で長谷川浩大騎手（4戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のタロウカジャに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

5月29日、中1週で迎えた6戦目は、3歳500万下のかきつばた賞（中京芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で長谷川浩大騎手（5戦1勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

6月19日、中2週で迎えた7戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の横津岳特別（函館芝2600m 雨/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったメイショウカチドキに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

7月3日、中1週で迎えた8戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝2600m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、ランシャガールに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

7月17日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（函館芝2600m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったサイレンスブランドにねじ伏せられてクビ差の2着に甘んじた。

7月31日、中1週で迎えた10戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の八甲田山特別（函館芝2600m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。