メイショウカチドキ（2000年生、母メイショウサブリナ）

メイショウカチドキ（2000年4月6日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋勝鬨」。毛色は鹿毛。種牡馬のエリシオ（当時7歳）と交配したメイショウサブリナが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地17戦6勝2着1回。主な勝ち鞍は2004年の比叡ステークス(1600万下)。

経歴

デビュー前

伊藤雄二厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2002年）

11月10日、デビュー戦は松永幹夫騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は480kg。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に敗れた。

3歳（2003年）

1月26日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線に入ると、前で粘るマイネルホライズンを別次元の末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

4月26日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた3戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の新緑賞（東京芝2300m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のワールドスケールをクビ差振り切って2勝目をつかんだ。

5月10日、中1週で迎えた4戦目は、3歳オープンのプリンシパルステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦1勝）。18頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に敗れた。

9月27日、約4か月半の休養明けで迎えた5戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の瀬戸内海特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は減速してしまい9着に終わった。

4歳（2004年）

6月19日、約9か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の横津岳特別（函館芝2600m 雨/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では自慢の末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のシゲルビフウに3馬身半の差をつけて久しぶりの一戦を物にした。

7月4日、中1週で迎えた7戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の北海ハンデキャップ（函館芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、抜け出したシルクボンバイエにクビ差届かず2着に甘んじた。

8月21日、中6週で迎えた8戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の支笏湖特別（札幌芝2600m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で四位洋文騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のブリットレーンに2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

9月4日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上1000万下の阿寒湖特別（札幌芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で四位洋文騎手（3戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスマートストリームに5馬身の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

10月23日、中6週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた10戦目は、3歳以上1600万下の比叡ステークス（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で四位洋文騎手（4戦3勝）。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のアイポッパーに1馬身の差をつけて6勝目を挙げた。

12月4日、中5週で迎えた11戦目は、G2のステイヤーズステークス（中山芝3600m 内2周曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は6戦連続で四位洋文騎手（5戦4勝）。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず11着に敗れた。

7歳（2007年）

12月15日、約37か月の休み明けで馬体重を前走から42kg増やして迎えた12戦目は、ディセンバーステークス（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（2戦1勝）。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず10着に終わった。

8歳（2008年）

8月24日、約8か月半の休養明けで迎えた13戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、小倉日経オープン（小倉芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

9月15日、中2週で迎えた14戦目は、G3の朝日チャレンジカップ（阪神芝2000m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

10月12日、中3週で迎えた15戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、G2の京都大賞典（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず4着に終わった。

11月9日、中3週で迎えた16戦目は、ハンデG2のアルゼンチン共和国杯（東京芝2500m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。最後は減速してしまい16着に敗れた。

12月6日、中3週で迎えた17戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、G2のステイヤーズステークス（中山芝3600m 内2周晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい13着に終わった。