シルクボンバイエ（2000年生、母バツクツーイースト）

シルクボンバイエ（2000年3月26日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋頑張れ（アントニオ猪木の様な最強の馬になれ）」。毛色は鹿毛。種牡馬のイシノサンデー（当時7歳）と交配したバツクツーイーストが20歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）出羽牧場。戦績は、中央平地22戦5勝。主な勝ち鞍は2003年のオリエンタル賞(1000万下)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、出羽牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、ジャパンホース・トレードによって735万円で落札された。

シルクホースクラブにて総額1,500万円（3万×500口）で一口馬主が募集された。

山内研二厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2003年）

1月18日、デビュー戦は村本善之騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝2000m 曇/良）に出走。馬体重は470kg。15頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のスターイレブンを3/4馬身振り切って初勝利を挙げた。

2月9日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、3歳500万下の梅花賞（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で村本善之騎手（1戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のホーリーライツに2馬身の差をつけて2勝目を奪取した。

3月29日、中6週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた3戦目は、3歳G3の毎日杯（阪神芝2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で村本善之騎手（2戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず12着に敗れた。

4月19日、中2週で迎えた4戦目は、3歳オープンの若草ステークス（阪神芝2200m 小雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で村本善之騎手（3戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では見所を作れず5着に敗れた。

5月10日、中2週で迎えた5戦目は、3歳オープンのプリンシパルステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で村本善之騎手（4戦2勝）。18頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が鈍り10着に敗れた。

10月5日、約5か月の休養明けで迎えた6戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の夕月特別（阪神芝2000m 曇/良）に出走。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に終わった。

10月11日、連闘で迎えた7戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の鳴滝特別（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

11月2日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上1000万下の精進湖特別（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

11月16日、中1週で迎えた9戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのドンカスターステークス（京都芝3000m 外回り晴/良）に50kgの軽斤量で出走。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見所を作れず4着に終わった。

11月30日、中1週で迎えた10戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のオリエンタル賞（東京芝2000m 曇/不良）に出走。15頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のタイキアルファをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。

12月6日、連闘で迎えた11戦目は、K.ファロン騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の2003ゴールデンホイップトロフィー（阪神芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4歳（2004年）

5月22日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた12戦目は、4歳以上1600万下のエメラルドステークス（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

6月20日、中3週で迎えた13戦目は、3歳以上1000万下の五稜郭特別（函館芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（2戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

7月4日、中1週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の北海ハンデキャップ（函館芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして、最後は2着のメイショウカチドキをクビ差振り切って勝利をモノにする

7月18日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上1000万下の松前特別（函館芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田伸二騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るレオワールドを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけてファンの高評価に応えた。

5歳（2005年）

2月20日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のアメジストステークス（東京芝1800m 小雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で藤田伸二騎手（5戦2勝）。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではいいところがなく16着に敗れた。

2月26日、連闘で迎えた17戦目は、4歳以上1600万下の御堂筋ステークス（阪神芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（1戦1勝）。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

3月19日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた18戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の但馬ステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（6戦2勝）。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に終わった。

4月3日、中1週で馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた19戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の湾岸ステークス（中山芝2500m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず10着に敗れた。

4月16日、中1週で迎えた20戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の難波ステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は勢いを失って15着に終わった。

5月1日、中1週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の烏丸ステークス（京都芝2400m 外回り小雨/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（7戦2勝）。13頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後は脚色が衰えて13着に終わった。

5月21日、中2週で迎えた22戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の名古屋城ステークス（中京ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり14着に終わった。