モエレタマモクロス（2002年生、母ハイエストビッド）

モエレタマモクロス（2002年3月9日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋父名」。毛色は芦毛。種牡馬のタマモクロス（当時18歳）と交配したハイエストビッドが16歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）ケイアイファーム。戦績は、中央平地9戦0勝、中央障害9戦1勝、地方7戦1勝2着3回。主な勝ち鞍は2006年の障害4歳以上未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、中村和夫から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

堂山芳則厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2004年）

6月16日、デビュー戦は千葉津代士騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は468kg。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。5着に終わった。

7月14日、中3週で迎えた2戦目は、小嶋久輝騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアタックチャレンジ（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。6着に終わった。

7月28日、中1週で迎えた3戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、2歳（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったトウショウトライブから3/4馬身差の2着に敗北した。

8月16日、中2週で迎えた4戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（旭川ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は千葉津代士騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったマルゼンリュウオーから1馬身半差の2着に敗北した。

9月2日、中1週で迎えた5戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（旭川ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で千葉津代士騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のマルヨシロッチに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

9月29日、中3週で迎えた6戦目は、2歳（旭川ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で千葉津代士騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。4着に敗れた。

10月13日、中1週で迎えた7戦目は、2歳（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で千葉津代士騎手（4戦1勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったスーパースクープからハナ差の2着に惜敗した。

11月28日、中6週で迎えた8戦目は、2歳500万下のベゴニア賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は五十嵐冬樹騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に終わった。

3歳（2005年）

2月13日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のカトレア賞（東京ダート1600m 曇/良）に出走。14頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

2月27日、中1週で迎えた10戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の水仙賞（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚が止まってしまい12着に終わった。

3月26日、中3週で迎えた11戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の山桜賞（中山芝1800m 晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は勢いを失って8着に終わった。

7月24日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた12戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は小林淳一騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい12着に終わった。

8月6日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下の万代特別（新潟芝2200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で小林淳一騎手（2戦0勝）。13頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に終わった。

11月6日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた14戦目は、矢原洋一騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 曇）に出走。14頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。6着に終わった。

12月10日、中4週で迎えた15戦目は、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で矢原洋一騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。6着に敗れた。

4歳（2006年）

1月23日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で矢原洋一騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。最後は、2着のエイシンタイアンに約14馬身の大差をつけて久しぶりに美酒を浴びた。

2月4日、中1週で迎えた17戦目は、春麗ジャンプステークス（東京障害芝→ダート3300m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で矢原洋一騎手（3戦1勝）。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。12着に敗れた。

3月4日、中3週で迎えた18戦目は、障害4歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。鞍上は5戦連続で矢原洋一騎手（4戦1勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。12着に敗れた。

3月19日、中1週で迎えた19戦目は、障害4歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3140m 晴）に出走。鞍上は6戦連続で矢原洋一騎手（5戦1勝）。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。競走中止となった。

11月26日、約8か月半の休み明けで迎えた20戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝2400m 曇/良）に出走。18頭立ての17番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず15着に終わった。

5歳（2007年）

4月15日、約4か月半の休み明けで迎えた21戦目は、田中克典騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島芝2600m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が悪くなり15着に終わった。

5月5日、中2週で迎えた22戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝2400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に終わった。

6月17日、中5週で迎えた23戦目は、菊地昇吾騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3110m 晴）に出走。13頭立ての9番人気で大外13番ゲートからスタート。6着に終わった。

7月7日、中2週で迎えた24戦目は、福島ジャンプステークス（福島障害芝3380m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊地昇吾騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。7着に敗れた。

8月4日、中3週で迎えた25戦目は、障害3歳以上オープン（小倉障害芝2900m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菊地昇吾騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。