コスモシュアー（2012年生、母コハルタイム）

コスモシュアー（2012年3月4日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋確かな」。毛色は芦毛。種牡馬のスウェプトオーヴァーボード（当時15歳）と交配したコハルタイムが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は坂本春雄。戦績は、中央平地12戦1勝、地方24戦4勝2着3回。主な勝ち鞍は2014年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、坂本春雄から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、鈴木芳夫によって220.5万円で落札された。

高木登厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2014年）

6月14日、デビュー戦は木幡初広騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1000m 曇/稍重）に出走。馬体重は444kg。14頭立ての11番人気で大外14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びを欠き9着に終わった。

6月28日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では瞬発力に富んだ末脚を繰り出し、5着に入り込んだ。

7月20日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で木幡初広騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

10月11日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、2歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続で木幡初広騎手（3戦0勝）。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を披露し、3着に入った。

11月1日、中2週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で木幡初広騎手（4戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線に入ると、前で粘るポンテアンジェロを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

11月15日、中1週で迎えた6戦目は、2歳500万下のオキザリス賞（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で木幡初広騎手（5戦1勝）。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず8着に終わった。

12月6日、中2週で迎えた7戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下の寒椿賞（中京ダート1400m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず10着に終わった。

3歳（2015年）

1月31日、中7週で迎えた8戦目は、3歳500万下（東京ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（6戦1勝）。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には食い込めず5着に終わった。

2月22日、中2週で迎えた9戦目は、3歳500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（7戦1勝）。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。最後はガス欠状態になり15着に終わった。

3月22日、中3週で迎えた10戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の沈丁花賞（中京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には届かず7着に終わった。

5月31日、中9週で迎えた11戦目は、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（8戦1勝）。15頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

7月22日、中6週で迎えた12戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、ジュライスター賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では速い脚を使えず10着に終わった。

11月23日、約4か月の休み明けで迎えた13戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（9戦1勝）。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい13着に終わった。

12月15日、中2週で迎えた14戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、ディセンバースター賞（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。11頭立ての10番人気で大外11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

4歳（2016年）

1月17日、中4週で迎えた15戦目は、永森大智騎手を鞍上に迎えて、一般A4（高知ダート1400m 雨/稍重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

1月24日、連闘で迎えた16戦目は、平瀬城久騎手を鞍上に迎えて、二升ヶ淵特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいいところがなく4着に敗れた。

1月31日、連闘で迎えた17戦目は、一般A4（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は永森大智騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

2月14日、中1週で迎えた18戦目は、しっとの炎特別（高知ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で永森大智騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

10月30日、約8か月半の休み明けで迎えた19戦目は、塚本雄大騎手を鞍上に迎えて、一般A3（高知ダート1600m 晴/重）に出走。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

11月12日、中1週で迎えた20戦目は、一般A B（高知ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は永森大智騎手（3戦0勝）。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に終わった。

12月19日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた21戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、西区水と緑と花のまち記念（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では全く伸びず12着に終わった。

5歳（2017年）

1月10日、中2週で迎えた22戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、一般C1四五（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に終わった。

1月16日、連闘で迎えた23戦目は、HBA日高軽種馬農業協同組合賞（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい11着に終わった。

2月21日、中4週で迎えた24戦目は、越生町のマスコットうめりん賞（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で繁田健一騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず10着に終わった。

3月6日、中1週で迎えた25戦目は、秋元耕成騎手を鞍上に迎えて、一般C1八九（大井ダート1600m 内回り雨/稍重）に出走。13頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず12着に終わった。

4月16日、中5週で迎えた26戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、一般C3-10（高知ダート1300m 晴/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアーマークラッドに4馬身の差をつけて久方ぶりに美酒を浴びた。

4月26日、中0週で迎えた27戦目は、小崎綾也騎手を鞍上に迎えて、一般C3-7（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚がパッとせず3着に敗れた。

5月7日、中1週で迎えた28戦目は、一般C3-6（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は永森大智騎手（4戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマカゼコイカゼに8馬身の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

5月21日、中1週で迎えた29戦目は、アカシア特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で永森大智騎手（5戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、レディオリオンにクビ差交わされて2着に甘んじた。

6月4日、中1週で迎えた30戦目は、アジサイ特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で永森大智騎手（6戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

6月17日、中1週で迎えた31戦目は、一般C3イ（高知ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で永森大智騎手（7戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のクイックスパイダーに1馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

6月25日、連闘で迎えた32戦目は、リナ六本木卒業特別（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で永森大智騎手（8戦2勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、抜け出したタヒチアンムーンを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

7月1日、連闘で迎えた33戦目は、土佐和紙特別（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で永森大智騎手（9戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、勝ったギンパリに詰め切れず、約12馬身差の2着に敗北した。

7月17日、中1週で迎えた34戦目は、岡村卓弥騎手を鞍上に迎えて、一般C2-8（高知ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のカノヤルジャンドルに1馬身の差をつけてファンの支持に応えた。

7月29日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた35戦目は、石本純也騎手を鞍上に迎えて、大暑特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場なく8着に敗れた。

8月19日、中2週で迎えた36戦目は、一般C2-3（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は岡村卓弥騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。