ウィザーズポケット（2009年生、母オルテンシア）

ウィザーズポケット（2009年4月18日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「魔法使いのポケット。父名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のジャングルポケット（当時11歳）と交配したオルテンシアが15歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）村田牧場。戦績は、中央平地22戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2013年の松浜特別(500万下)。

経歴

デビュー前

ターファイトクラブにて総額1,500万円（7.5万×200口）で一口馬主が募集された。

昆貢厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2012年）

3月18日、デビュー戦は藤田伸二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝2000m 曇/稍重）に出走。馬体重は462kg。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では超凡な末脚を披露したが、4着に終わった。

4月8日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では決め手に欠いて8着に敗れた。

5月6日、中3週で迎えた3戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のコンパティビリティを3/4馬身振り切って未勝利勝ちを決めた。

5月27日、中2週で迎えた4戦目は、3歳500万下（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、5着に終わった。

12月1日、約6か月半の休養明けで迎えた5戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の犬山特別（中京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着に入った。

12月8日、連闘で迎えた6戦目は、3歳以上500万下の茶臼山特別（中京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（1戦0勝）。18頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、4着に入った。

4歳（2013年）

3月16日、約3か月半の休み明けで迎えた7戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の刈谷特別（中京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のマカハに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

4月14日、中3週で迎えた8戦目は、4歳以上1000万下の蓬莱峡特別（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（1戦1勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには絡めず4着に敗れた。

5月4日、中2週で迎えた9戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の六波羅特別（京都芝1600m 外回り雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に敗れた。

5月19日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上1000万下（京都芝1600m 外回り雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で四位洋文騎手（3戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鋭い脚を使えず9着に敗れた。

7月6日、中6週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（函館芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で四位洋文騎手（4戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

8月11日、中4週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は松田大作騎手（1戦1勝）。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったマイネルストラーノに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

8月24日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下の知床特別（函館芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は四位洋文騎手（5戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、伸びてきたマウイノカオイ決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

10月6日、中5週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下の松浜特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は松田大作騎手（2戦1勝）。18頭立ての1番人気に推されて16番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のファーゴをクビ差振り切って優勝

10月27日、中2週で迎えた15戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月14日、中6週で迎えた16戦目は、3歳以上1000万下の中京日経賞（中京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は松田大作騎手（3戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

5歳（2014年）

1月5日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上1000万下（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（4戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に敗れた。

3月21日、約2か月半の間隔を開けて迎えた18戦目は、4歳以上1000万下の中京スポーツ杯（中京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松田大作騎手（5戦2勝）。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい15着に敗れた。

3月29日、連闘で迎えた19戦目は、4歳以上1000万下（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（6戦1勝）。13頭立ての7番人気で大外13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に敗れた。

4月13日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上1000万下（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は松田大作騎手（6戦2勝）。15頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

10月4日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた21戦目は、3歳以上1000万下の芦屋川特別（阪神芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（7戦2勝）。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では鋭い脚を使えず13着に終わった。

10月19日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上1000万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（7戦1勝）。11頭立ての11番人気で大外11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず9着に終わった。