ファーゴ（2009年生、母マチカネササメユキ）

ファーゴ（2009年2月12日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「雪のシーンが有名なサスペンス映画名より」。毛色は栗毛。種牡馬のハーツクライ（当時8歳）と交配したマチカネササメユキが17歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地23戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は2014年の村上特別(500万下)。

経歴

デビュー前

8歳のとき、ノーザンレーシングから「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、岡田スタッドによって907.2万円で落札された。

宗像義忠厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2011年）

11月5日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（東京芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は416kg。18頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、6着に終わった。

3歳（2012年）

2月26日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた2戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り曇/重）に出走。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に敗れた。

3月24日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中京芝2000m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（1戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は減速してしまい12着に敗れた。

5月20日、中7週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（1戦0勝）。17頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、勝ったアールデュランに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

6月9日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京芝1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（2戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて16番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。

8月5日、中7週で迎えた6戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のアクアラインを3/4馬身振り切って初勝利を挙げた。

10月21日、約2か月半の間隔を開けて迎えた7戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。18頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では息長く末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のテラノイロハをハナ差振り切って勝利を手中に収めた。

12月23日、中8週で迎えた8戦目は、C.ウィリアムズ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下のノエル賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず11着に敗れた。

4歳（2013年）

2月16日、中7週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上1600万下の初音ステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（3戦0勝）。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では末脚が冴えず11着に終わった。

4月20日、中8週で迎えた10戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（東京芝1600m 曇/良）に出走。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

5月11日、中2週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下の秩父特別（東京芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は田中勝春騎手（4戦0勝）。11頭立ての10番人気で大外11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は垂れてしまい11着に終わった。

8月24日、約3か月半の休み明けで迎えた12戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の古町特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

10月6日、中5週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下の松浜特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤工真騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では卓出した伸び脚で急追したが、抜け出したウィザーズポケットにクビ差届かず2着に甘んじた。

10月26日、中2週で迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で伊藤工真騎手（2戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始15番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、6着に終わった。

5歳（2014年）

1月26日、約3か月の休み明けで迎えた15戦目は、4歳以上500万下の西尾特別（中京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で伊藤工真騎手（3戦0勝）。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

2月22日、中3週で迎えた16戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場なく8着に敗れた。

5月3日、中9週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた17戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は伊藤工真騎手（4戦0勝）。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、5着に終わった。

5月24日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下の三条特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤工真騎手（5戦0勝）。15頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち味のファイティングスピリットで最後まで奮闘したが、勝ったアルトゥバンにねじ伏せられて3/4馬身差の2着となった。

8月10日、約2か月半の間隔を開けて迎えた19戦目は、3歳以上500万下の村上特別（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で伊藤工真騎手（6戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のカフェブリリアントをクビ差振り切って久方ぶりに美酒を浴びた。

9月7日、中3週で迎えた20戦目は、3歳以上1000万下のオフサイドトラップカップ（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で伊藤工真騎手（7戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

9月28日、中2週で迎えた21戦目は、3歳以上1000万下の寺泊特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で伊藤工真騎手（8戦1勝）。15頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

6歳（2015年）

1月17日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた22戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の逢坂山特別（京都芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は丸田恭介騎手（2戦0勝）。13頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では決め手が足りず7着に敗れた。

2月14日、中3週で迎えた23戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では脚を伸ばせず15着に終わった。