ナロウゲート（2012年生、母エスタブリッシュ）

ナロウゲート（2012年4月5日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「狭き門より入れ」。毛色は栗毛。種牡馬のフォーティナイナーズサン（当時11歳）と交配したエスタブリッシュが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）丸幸小林牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方36戦4勝2着7回。主な勝ち鞍は2016年の一般C2一。

経歴

デビュー前

1歳のとき、丸幸小林牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」と「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。

星野忍厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2015年）

1月4日、デビュー戦は大野拓弥騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は454kg。11頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚を失くしてしまい10着に終わった。

2月8日、中4週で迎えた2戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では目立つような脚を使えず11着に終わった。

3月28日、中6週で迎えた3戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず最後はブルーポピーと並んで10着同着となった。

4月19日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では決め手に欠いて13着に終わった。

5月2日、中1週で迎えた5戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら10番手で通過。直線ではいいところがなく12着に終わった。

5月9日、連闘で迎えた6戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1800m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての13番人気で大外18番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを18番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい18着に終わった。

6月8日、中3週で馬体重を前走から19kg増やして迎えた7戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、3歳C2三（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

6月21日、中1週で迎えた8戦目は、3歳戦の東北楽天ゴールデンイーグルス賞（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に敗れた。

10月31日、約4か月半の休養明けで迎えた9戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、一般C2十二（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月14日、中1週で迎えた10戦目は、一般C2十五（水沢ダート1300m 小雨/重）に出走。鞍上は村上忍騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、スカイトップにクビ差交わされて2着に惜敗した。

11月23日、連闘で迎えた11戦目は、JA岩手ふるさとはとむぎ杯（水沢ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。

12月5日、中1週で迎えた12戦目は、一般C2八（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（4戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて難なく抜け出し、最後は2着のリッフェルに3馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

12月12日、連闘で迎えた13戦目は、一般C2十五（水沢ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で村上忍騎手（5戦1勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

12月20日、連闘で迎えた14戦目は、一般C2四（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で村上忍騎手（6戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、スプリングムサシに交わされて5馬身差の2着に敗北した。

12月27日、連闘で迎えた15戦目は、一般C2十六（水沢ダート1300m 小雪/不良）に出走。鞍上は6戦連続で村上忍騎手（7戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では不屈の闘争本能で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のサンアソシエを半馬身振り切って制した。

4歳（2016年）

1月10日、中1週で迎えた16戦目は、一般C2十一（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で村上忍騎手（8戦2勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、ドリームアラウンドに半馬身交わされて2着となった。

3月21日、中9週で迎えた17戦目は、関本淳騎手を鞍上に迎えて、一般C2四（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に敗れた。

3月28日、連闘で迎えた18戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、一般C2四（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に終わった。

4月10日、中1週で迎えた19戦目は、希望郷いわて国体開催記念普代村賞（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山本政聡騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天資の負けじ心を発揮してゴールまで力戦し、3着を確保した。

4月18日、連闘で迎えた20戦目は、一般C2七（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山本政聡騎手（2戦0勝）。6頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを3番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり3着に敗れた。

4月24日、連闘で迎えた21戦目は、水沢子供騎馬武者行列賞（水沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で山本政聡騎手（3戦0勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では見所を作れず8着に終わった。

5月9日、中1週で迎えた22戦目は、小林凌騎手を鞍上に迎えて、一般C2八（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。7頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み3着に敗れた。

5月15日、連闘で迎えた23戦目は、一般C2六（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林凌騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

5月29日、中1週で迎えた24戦目は、一般C2八（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林凌騎手（2戦0勝）。7頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に終わった。

6月5日、連闘で迎えた25戦目は、平庭高原つつじまつり賞（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小林凌騎手（3戦0勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に終わった。

6月19日、中1週で迎えた26戦目は、一般C2九（盛岡ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で小林凌騎手（4戦0勝）。7頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、抜け出したパルパルムツミを捕まえ切れず、2馬身半差の2着となった。

7月3日、中1週で迎えた27戦目は、高橋悠里騎手を鞍上に迎えて、一般C2九十（水沢ダート1300m 晴/稍重）に出走。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず3着に敗れた。

7月17日、中1週で迎えた28戦目は、横手市平鹿町琵琶沼賞（盛岡ダート1400m 小雨/重）に出走。鞍上は小林凌騎手（5戦0勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず8着に終わった。

7月31日、中1週で迎えた29戦目は、瀧川寿希也騎手を鞍上に迎えて、一般C2十（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。7頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、勝ったキーリブラに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

8月15日、中1週で迎えた30戦目は、一般C2十（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は村上忍騎手（9戦2勝）。6頭立ての2番人気で6番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のヒシニースに4馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

11月14日、約3か月の休養明けで迎えた31戦目は、一般C2二（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（10戦3勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出したが、3着に終わった。

11月28日、中1週で迎えた32戦目は、一般C2二（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（11戦3勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

12月4日、連闘で迎えた33戦目は、一般C2一（水沢ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で村上忍騎手（12戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のラルゴスパーダに1馬身の差をつけて4勝目を収める

12月30日、中3週で迎えた34戦目は、斎藤雄一騎手を鞍上に迎えて、一般C1八（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず4着に敗れた。

5歳（2017年）

1月7日、連闘で迎えた35戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、平庭高原スキー場まつり賞（水沢ダート1400m 小雨/不良）に出走。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず6着に敗れた。

3月20日、中9週で迎えた36戦目は、一般C2二（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高松亮騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。

3月27日、連闘で迎えた37戦目は、一般C2三（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で高松亮騎手（2戦0勝）。7頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では物凄い伸び脚で急追したが、抜け出したヒダルゴにハナ差届かず2着となった。

4月10日、中1週で迎えた38戦目は、一般C2五（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で高松亮騎手（3戦0勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。

4月17日、連闘で迎えた39戦目は、一般C2六（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は小林凌騎手（6戦0勝）。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に終わった。

4月23日、連闘で迎えた40戦目は、秋田駒ヶ岳賞（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林凌騎手（7戦0勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

4月30日、連闘で迎えた41戦目は、岩山公園賞（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林凌騎手（8戦0勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく7着に終わった。

5月14日、中1週で迎えた42戦目は、一般C2八（盛岡ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は村上忍騎手（13戦4勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったヤマニンプチローブに詰め切れず、5馬身差の2着となった。