フジアムール（2008年生、母ユウターアムール）

フジアムール（2008年1月27日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋母名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のニューイングランド（当時11歳）と交配したユウターアムールが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は小田健一。戦績は、中央平地2戦0勝、地方37戦1勝2着12回。主な勝ち鞍は2011年の3歳C2二。

経歴

デビュー前

1歳のとき、小田健一から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、藤田達男によって126万円で落札された。

矢野英一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2010年）

9月25日、デビュー戦は鈴来直人騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（中山芝1200m 外回り曇/不良）に出走。馬体重は440kg。13頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では末脚が冴えず12着に敗れた。

12月12日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴来直人騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く16着に終わった。

3歳（2011年）

1月10日、中3週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた3戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、3歳C2三（水沢ダート850m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ボールドホワイトに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

6月5日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から17kg戻して迎えた4戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、3歳C2一（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

6月18日、中1週で迎えた5戦目は、3歳C2一（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が悪くなり7着に敗れた。

7月2日、中1週で迎えた6戦目は、3歳戦の気分爽快室根高原レース（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山本聡哉騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい10着に終わった。

7月31日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた7戦目は、3歳C2一（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で山本聡哉騎手（3戦0勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に終わった。

8月15日、中1週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた8戦目は、菅原辰徳騎手を鞍上に迎えて、3歳C2二（盛岡ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいいところがなく6着に終わった。

8月29日、中1週で迎えた9戦目は、3歳C2二（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は村上忍騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のシルクフィリアをクビ差振り切って待望の初白星を挙げた。

9月10日、中1週で迎えた10戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の北奥羽ナニャドヤラレース（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、3着を確保した。

9月24日、中1週で迎えた11戦目は、一般C2八（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は村上忍騎手（2戦1勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバテてしまい6着に敗れた。

10月3日、連闘で迎えた12戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、一般C2十三（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったブライティアアネルに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

10月15日、中1週で迎えた13戦目は、坂口裕一騎手を鞍上に迎えて、一般C2九（盛岡ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に終わった。

10月31日、中1週で迎えた14戦目は、一般C2十（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で坂口裕一騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に終わった。

11月7日、連闘で迎えた15戦目は、一般C2五（盛岡ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は内田利雄騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ムーンアミュレットに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

11月21日、中1週で迎えた16戦目は、一般C2九（盛岡ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は坂口裕一騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

12月5日、中1週で迎えた17戦目は、一般C2九（盛岡ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で坂口裕一騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて5着に敗れた。

12月19日、中1週で迎えた18戦目は、一般C2九（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で坂口裕一騎手（4戦0勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく4着に終わった。

4歳（2012年）

1月3日、中1週で迎えた19戦目は、一般C2十（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は村上忍騎手（3戦1勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、アグネスカーラに3/4馬身交わされて2着となった。

4月15日、約3か月半の休み明けで迎えた20戦目は、一般C2八（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は菅原辰徳騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

4月29日、中1週で迎えた21戦目は、一般C2八（水沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は坂口裕一騎手（5戦0勝）。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。

5月5日、連闘で迎えた22戦目は、一般C2九（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で坂口裕一騎手（6戦0勝）。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず4着に終わった。

5月19日、中1週で迎えた23戦目は、一般C2九（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は村上忍騎手（4戦1勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、勝ったウインベルフラワーに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

5月26日、連闘で迎えた24戦目は、一般C2八（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（5戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、ファイナルホープに半馬身交わされて2着に敗北した。

6月9日、中1週で迎えた25戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、一般C2八（盛岡ダート1400m 小雨/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ格好となり、でレースを進める。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

6月16日、連闘で迎えた26戦目は、菅原俊吏騎手を鞍上に迎えて、一般C2七（水沢ダート1400m 小雨/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

6月23日、連闘で迎えた27戦目は、一般C2四（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は村上忍騎手（6戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は減速してしまい9着に敗れた。

7月9日、中1週で迎えた28戦目は、一般C2四（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は菅原辰徳騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

7月23日、中1週で迎えた29戦目は、一般C2三（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は村上忍騎手（7戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

8月5日、中1週で迎えた30戦目は、一般C2四（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は内田利雄騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では物凄い伸び脚で猛進したが、勝ったジェニーキャンドルにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

8月16日、中1週で迎えた31戦目は、一般C2七（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田利雄騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力のある伸びを見せたが、ブライティアターフに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

8月27日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた32戦目は、一般C2二（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田利雄騎手（4戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は減速してしまい8着に敗れた。

9月2日、連闘で迎えた33戦目は、一般C2一（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で内田利雄騎手（5戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、モルフェリズムに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

9月17日、中1週で迎えた34戦目は、一般C2二（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（4戦0勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に敗れた。

9月30日、中1週で迎えた35戦目は、一般C2一（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は内田利雄騎手（6戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、スタンドアチャンスにクビ差交わされて2着に甘んじた。

10月8日、連闘で迎えた36戦目は、トーホウエンペラーメモリアル（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は菅原辰徳騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が上がってしまい8着に終わった。

10月14日、連闘で迎えた37戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、一般C2一（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛進したが、ダンストーンビギンにクビ差交わされて2着に甘んじた。

10月28日、中1週で迎えた38戦目は、一般C1十一（盛岡ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（5戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では上々の伸びを見せたが、ラッキーアスムにクビ差交わされて2着に甘んじた。

11月11日、中1週で迎えた39戦目は、レストランチャグチャグ賞（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は小林俊彦騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。最後はバテてしまい10着に敗れた。