ウインベルフラワー（2008年生、母ゼヤラー）

ウインベルフラワー（2008年4月30日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋釣鐘草」。毛色は栗毛。種牡馬のアルカセット（当時8歳）と交配したゼヤラーが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）川島牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方20戦5勝2着5回。主な勝ち鞍は2012年の北奥羽ナニャドヤラレース(一般C1三)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、川島牧場から「北海道オータムセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。

ウインレーシングクラブにて総額1,200万円（3万×400口）で一口馬主が募集された。

小島茂之厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2011年）

1月16日、デビュー戦は北村宏司騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は474kg。15頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず10着に終わった。

8月13日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、小野寺祐太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 雨/稍重）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい12着に終わった。

9月25日、中5週で迎えた3戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に終わった。

10月22日、中3週で迎えた4戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、一般C2九（盛岡ダート1200m 小雨/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月29日、連闘で迎えた5戦目は、一般C2十七（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原勲騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。

11月19日、中2週で迎えた6戦目は、一般C2十六（盛岡ダート1200m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原勲騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

12月17日、中3週で迎えた7戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、一般C2十六（水沢ダート1300m 小雪/不良）に出走。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

4歳（2012年）

1月2日、中1週で迎えた8戦目は、一般C2十六（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったメイショウヒヨドリに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

4月7日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた9戦目は、一般C2十六（水沢ダート1300m 小雪/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山本聡哉騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、エスユーシルバーに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

4月21日、中1週で迎えた10戦目は、一般C2十五（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山本聡哉騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

4月28日、連闘で迎えた11戦目は、一般C2十四（水沢ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で山本聡哉騎手（4戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く終いの脚を伸ばして、最後は2着のサダムカイザーを半馬身振り切って待望の初白星を挙げた。

5月13日、中1週で迎えた12戦目は、一般C2九（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で山本聡哉騎手（5戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい4着に敗れた。

5月19日、連闘で迎えた13戦目は、一般C2九（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で山本聡哉騎手（6戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のフジアムールに4馬身の差をつけて2勝目を収める

6月3日、中1週で迎えた14戦目は、南郷家全騎手を鞍上に迎えて、一般C2四（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな伸び脚で驀進したが、ヤマニンアルダントに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

6月10日、連闘で迎えた15戦目は、一般C2四（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（7戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のウメノカイウンに1馬身1/4の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

6月24日、中1週で迎えた16戦目は、美好玩具「こども縁日」賞（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（8戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

7月22日、中3週で迎えた17戦目は、あきた夏丸スイカの名産地レース（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山本聡哉騎手（9戦3勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のサマーブルーヘブンを半馬身振り切って勝利をモノにする

8月4日、中1週で迎えた18戦目は、南昌山賞（盛岡芝1600m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は4戦連続で山本聡哉騎手（10戦4勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず8着に終わった。

8月18日、中1週で迎えた19戦目は、北奥羽ナニャドヤラレース（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山本聡哉騎手（11戦4勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のサマーレプタンサに2馬身半の差をつけて5勝目を収める

10月7日、中6週で迎えた20戦目は、一般B2八（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で山本聡哉騎手（12戦5勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ツルオカリーダーに交わされて3馬身差の2着となった。

10月21日、中1週で迎えた21戦目は、宮古新里まつりレース（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で山本聡哉騎手（13戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナで最後まで敢闘したが、エトセトラに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

11月4日、中1週で迎えた22戦目は、一般B2七（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で山本聡哉騎手（14戦5勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に敗れた。

11月18日、中1週で迎えた23戦目は、菊地康朗騎手を鞍上に迎えて、一般B2八（水沢ダート1600m 小雨/不良）に出走。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に敗れた。