コスモピクシー（2007年生、母ゲイリーピクシー）

コスモピクシー（2007年5月4日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋妖精」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のマイネルラヴ（当時12歳）と交配したゲイリーピクシーが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ビッグレッドファーム。戦績は、中央平地9戦0勝2着3回、地方27戦9勝2着4回。2011年の園田チャレンジカップ(地方重賞)に勝利した他、2012年の福山牝馬特別(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

鹿戸雄一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2009年）

8月8日、デビュー戦は津村明秀騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1500m 晴/良）に出走。馬体重は442kg。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったゴシップガールに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

9月19日、中5週で迎えた2戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい8着に敗れた。

10月10日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（1戦0勝）。18頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが鈍く9着に敗れた。

3歳（2010年）

4月11日、約6か月の休み明けで迎えた4戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。

5月1日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が悪くなり10着に敗れた。

6月26日、中7週で迎えた6戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、抜け出したナガレボシイチバンに3/4馬身届かず2着に敗北した。

7月17日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では堅実に脚を伸ばしたが、抜け出したヤマニンアストレアにハナ差届かず2着に甘んじた。

8月15日、中3週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（新潟芝1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で松岡正海騎手（2戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って11着に敗れた。

9月28日、中5週で迎えた9戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2三（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では自慢の末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のトーアティアレに4馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月14日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（1戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のミステリークイーンに3馬身半の差をつけて断然の支持に応えた。

11月3日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上C1二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉村智洋騎手（2戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るコスモスイレンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて断然人気に応えた。

11月25日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉村智洋騎手（3戦3勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のケイアイラプターに5馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

12月15日、中2週で迎えた13戦目は、しゃこば賞（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で吉村智洋騎手（4戦4勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて、最後は2着のオリヒメチャームをアタマ差振り切って怒涛の5連勝を決めた。

4歳（2011年）

2月11日、中7週で迎えた14戦目は、4歳以上B2一（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で吉村智洋騎手（5戦5勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、勝ったクエーサーに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

2月24日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた15戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B2（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のセレスマリオットに5馬身の差をつけて断然人気に応えた。

3月17日、中2週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた16戦目は、4歳以上B1（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（1戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では弾けるような伸びで猛進したが、伸びてきたラッキーガーデン決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

3月31日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた17戦目は、4歳以上B1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉村智洋騎手（6戦5勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のセイウンマルに4馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

4月20日、中2週で迎えた18戦目は、ラジオ関西558賞（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（7戦6勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

5月4日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上A1 A2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（3戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、最後はスズモンスターと並んで3着同着となった。

5月25日、中2週で迎えた20戦目は、山口シネマ賞（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は吉村智洋騎手（8戦6勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪快な末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のスナークサリーに3馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

6月28日、中4週で迎えた21戦目は、淡路島たまねぎ特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は木村健騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、勝ったタガノバロットに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

7月13日、中1週で迎えた22戦目は、ザ・プレミアム・モルツカップ（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は吉村智洋騎手（9戦7勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したプニプニヨークンを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

8月4日、中2週で迎えた23戦目は、牝馬限定地方重賞の兵庫サマークイーン賞（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（10戦7勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず8着に終わった。

8月31日、中3週で迎えた24戦目は、地方重賞の園田チャレンジカップ（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉村智洋騎手（11戦7勝）。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るフィオーレハーバーを上がり3位タイの末脚でクビ差だけ差し切って制した。

10月29日、中7週で迎えた25戦目は、G2のスワンステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で吉村智洋騎手（12戦8勝）。18頭立ての18番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。最後は勢いを失って18着に終わった。

12月1日、中4週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた26戦目は、西宮えべっさんの酒特別（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉村智洋騎手（13戦8勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

5歳（2012年）

1月12日、中5週で迎えた27戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、山口シネマ賞（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず5着に終わった。

1月26日、中1週で迎えた28戦目は、豊岡市「城崎温泉」特別（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は吉村智洋騎手（14戦8勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

2月26日、中3週で迎えた29戦目は、地方重賞の福山牝馬特別（福山ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（15戦8勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。3着を確保した。

3月22日、中3週で迎えた30戦目は、有馬温泉兵衛向陽閣特別（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉村智洋騎手（16戦8勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。

4月12日、中2週で迎えた31戦目は、松平幸秀騎手を鞍上に迎えて、スカパー!255（園田ダート1870m 晴/重）に出走。10頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では余力が残っておらず9着に終わった。

5月10日、中3週で迎えた32戦目は、山口シネマ賞（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉村智洋騎手（17戦8勝）。7頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では目立つような脚を使えず6着に終わった。

6月28日、中6週で迎えた33戦目は、近松のまちあまがさき特別（園田ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（18戦8勝）。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。

8月1日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた34戦目は、スマホで楽天競馬賞（姫路ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉村智洋騎手（19戦8勝）。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は垂れてしまい9着に終わった。

8月23日、中2週で迎えた35戦目は、小野ひまわり特別（姫路ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉村智洋騎手（20戦8勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はガス欠状態になり9着に終わった。

9月21日、中3週で迎えた36戦目は、門別町農業協同組合代表理事組合長賞（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で吉村智洋騎手（21戦8勝）。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。最後はバタバタになってしまい12着に終わった。