アンジュジョリー（2014年生、母マクシマール）

アンジュジョリー（2014年4月12日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のタートルボウル（当時12歳）と交配したマクシマールが12歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡むかわ町、生産者は（有）登別上水牧場。2017年の東京プリンセス賞(牝S1)に勝利した他、2016年の金沢シンデレラカップ(牝地方重賞)で2着に入る活躍をした。その他にも重賞1勝を挙げた。

経歴

デビュー前

1歳のとき、上水牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、竹下浩一によって248.4万円で落札された。

田中淳司厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2016年）

8月17日、デビュー戦は服部茂史騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 雨/不良）に出走。馬体重は454kg。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ形となり、で馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み3着に沈んだ。

8月30日、中1週で迎えた2戦目は、2歳（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のフレアリングスターに3馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

9月21日、中2週で迎えた3戦目は、2歳（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で服部茂史騎手（2戦1勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ恰好となり、で集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のオールザベストに3馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

10月18日、中3週で迎えた4戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳地方重賞の金沢シンデレラカップ（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、抜け出したヤマミダンスを捕まえ切れず、2馬身差の2着となった。

11月21日、中4週で迎えた5戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、2歳（浦和ダート1500m 曇/重）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアムールリアンに8馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

11月29日、連闘で迎えた6戦目は、2歳（大井ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦1勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のゴールドメッセージに2馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

12月31日、中4週で迎えた7戦目は、牝馬限定2歳S1の東京2歳優駿（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露したが、3着に終わった。

3歳（2017年）

1月18日、中2週で迎えた8戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、3歳S3のニューイヤーカップ（浦和ダート1600m 晴/稍重）に出走。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

2月22日、中4週で迎えた9戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳S2のユングフラウ賞（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

3月29日、中4週で迎えた10戦目は、牝馬限定3歳S1の桜花賞（浦和ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

4月14日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定3歳戦のジーナフォンテン・メモリアル（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で笹川翼騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のグリンパールに2馬身半の差をつけて5勝目をマークした。

5月11日、中3週で迎えた12戦目は、牝馬限定3歳S1の東京プリンセス賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で笹川翼騎手（3戦1勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線に入ると、前で粘るアップトゥユーを上がり1位の末脚でアタマ差だけ差し切って6勝目を手に入れた。

6月7日、中3週で迎えた13戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、3歳S1の東京ダービー（大井ダート2000m 曇/重）に出走。15頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では伸びあぐねて11着に敗れた。

4歳（2018年）

6月14日、約12か月半の休養明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた14戦目は、水無月特別（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は笹川翼騎手（4戦2勝）。14頭立ての6番人気で大外14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいいところがなく9着に敗れた。

8月16日、中8週で迎えた15戦目は、牝馬限定戦のシンデレラチャレンジ2（大井ダート1600m 内回り雨/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に敗れた。

10月9日、中7週で迎えた16戦目は、東京光の大祭典賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は笹川翼騎手（5戦2勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。

5歳（2019年）

1月8日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた17戦目は、橋本直哉騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の初富士賞（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に終わった。

5月3日、約4か月の休み明けで迎えた18戦目は、ハンデ戦の皐月特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は笹川翼騎手（6戦2勝）。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず8着に終わった。

7月1日、中7週で迎えた19戦目は、ハンデ戦の水芭蕉特別（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（7戦2勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず7着に敗れた。