ハルノドゥミプリエ（2021年生、母パッショナルダンス）

ハルノドゥミプリエ（2021年4月23日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名(春の)+バレエの所作(仏)。母系より連想」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のハービンジャー（当時15歳）と交配したパッショナルダンスが20歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は丸幸小林牧場。主な勝ち鞍は2024年の祝!結婚浩太・菜摘フォーエバー記念(一般C2十一)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、丸幸小林牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、丸山竜一によって660万円で落札された。

勢司和浩厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2023年）

11月18日、デビュー戦は木幡巧也騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は458kg。14頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く12着に終わった。

12月9日、中2週で迎えた2戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

3歳（2024年）

1月6日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、秋山稔樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。17頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では脚が残っておらず14着に終わった。

4月7日、約3か月の休養明けで迎えた4戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山芝2000m 晴/重）に出走。17頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後は失速してしまい14着に終わった。

5月4日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は菊沢一樹騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、5着に入り込んだ。

5月18日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢一樹騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

7月6日、中6週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で菊沢一樹騎手（3戦0勝）。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚色が衰えて12着に終わった。

8月18日、中5週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で菊沢一樹騎手（4戦0勝）。18頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に敗れた。

9月30日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた9戦目は、松戸政也騎手を鞍上に迎えて、祝!結婚浩太・菜摘フォーエバー記念（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るシャビーシックを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月15日、中1週で迎えた10戦目は、おかげ様で30周年競馬情報シンクタンク賞（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松戸政也騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

10月27日、中1週で迎えた11戦目は、拓は愛の王子様!勝馬射止めてお迎えに杯（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で松戸政也騎手（2戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るセンタービットを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。