サイモンセッズ（1999年生、母フライングカラーズ）

サイモンセッズ（1999年4月2日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は青鹿毛。種牡馬のバブルガムフェロー（当時6歳）と交配したフライングカラーズが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地32戦6勝2着6回。2005年のギャラクシーステークス(オープン)で3着に入った他、2006年の京葉ステークス(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

社台サラブレッドクラブにて総額1,800万円（45万×40口）で一口馬主が募集された。

国枝栄厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2001年）

8月18日、デビュー戦は北村宏司騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は490kg。18頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く15着に敗れた。

9月1日、中1週で迎えた2戦目は、2歳新馬（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を披露し、3着に入った。

9月30日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るヨシパソドーブルを次元の違う末脚で交わし去り、最後は6馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

3歳（2002年）

8月31日、約11か月の休養明けで迎えた4戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。先手を取る形となり、超スローペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて、最後は2着のインターリスペクトをクビ差振り切って休養明け初戦を物にした。

9月22日、中2週で迎えた5戦目は、鈴来直人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の北斗賞（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に敗れた。

10月12日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた6戦目は、3歳以上1000万下の茨城新聞杯（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（1戦1勝）。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら3番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入った。

10月27日、中1週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた7戦目は、3歳以上1000万下の浦安特別（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（2戦1勝）。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で猛追したが、逃げるオレゴンガールを差し切れず、1馬身1/4差の2着となった。

11月10日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部幸雄騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、一歩一歩確実に末脚を伸ばして、最後は2着のマルターズホークに1馬身1/4の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

12月8日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた9戦目は、3歳以上1600万下のアクアラインステークス（中山ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で岡部幸雄騎手（4戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘したが、3着に終わった。

4歳（2003年）

1月6日、中3週で迎えた10戦目は、4歳以上1600万下のジャニュアリーステークス（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（1戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

2月1日、中3週で迎えた11戦目は、O.ペリエ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の橿原ステークス（京都ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びあぐねて10着に敗れた。

7月27日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた12戦目は、加藤士津八騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の飯豊特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい15着に終わった。

8月16日、中2週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の苗場特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤士津八騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で驀進したが、伸びてきたテンケイ決め手に屈して半馬身差の2着となった。

9月21日、中4週で迎えた14戦目は、3歳以上1000万下の茨城新聞杯（中山ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤士津八騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、伸びてきたトーセンフレンド決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

10月18日、中3週で迎えた15戦目は、3歳以上1000万下の狭山湖特別（東京ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（2戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のロンリーウルフに4馬身の差をつけて4勝目をマークした。

11月8日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、3歳以上1000万下（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は加藤士津八騎手（3戦0勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で急追したが、勝ったショウグンエックスに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

11月23日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた17戦目は、3歳以上1000万下の天ケ瀬特別（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上はO.ペリエ騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったエイシンハンプトンにねじ伏せられて5馬身差の2着に敗北した。

5歳（2004年）

2月7日、約2か月半の間隔を開けて迎えた18戦目は、4歳以上1000万下の青梅特別（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（3戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

2月21日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（4戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

3月14日、中2週で迎えた20戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の粘りで持ち堪えて、最後は2着のナムラジーガーに1馬身の差をつけて5勝目を収める

10月16日、約7か月の休み明けで迎えた21戦目は、3歳以上1600万下の神無月ステークス（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（5戦2勝）。14頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。端に立ち、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして、最後は2着のジンクライシスを半馬身振り切って久々の実戦をモノにした。

11月21日、中4週で迎えた22戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、霜月ステークス（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。13頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚色が悪くなり10着に敗れた。

12月11日、中2週で迎えた23戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、ギャラクシーステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天資の負けん気を発揮してゴールまで力戦し、4着に入り込んだ。

6歳（2005年）

1月9日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた24戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3のガーネットステークス（中山ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず9着に敗れた。

10月2日、約9か月の休養明けで馬体重を前走から32kg絞って迎えた25戦目は、北村浩平騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3のシリウスステークス（阪神ダート1400m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。端に立つ形となり、平均ペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバテてしまい14着に終わった。

11月27日、中7週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた26戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのアンドロメダステークス（京都芝1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。18頭立ての18番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず最後はシルキーラグーンと並んで12着同着となった。

12月10日、中1週で迎えた27戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、ギャラクシーステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

7歳（2006年）

1月8日、中3週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた28戦目は、ハンデG3のガーネットステークス（中山ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は北村宏司騎手（2戦0勝）。15頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

2月11日、中4週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた29戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのすばるステークス（京都ダート1400m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の闘争本能でゴールまで力闘し、4着に入った。

3月11日、中3週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた30戦目は、ハンデ戦でオープンの千葉ステークス（中山ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は北村宏司騎手（3戦0勝）。13頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

4月15日、中4週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた31戦目は、京葉ステークス（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（4戦0勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、抜け出したニシノコンサフォスを差し切れず、2馬身半差の2着となった。

5月14日、中3週で馬体重を前走からさらに18kg減らして迎えた32戦目は、ハンデ戦でオープンの栗東ステークス（京都ダート1200m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は渡辺薫彦騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では全く伸びず8着に敗れた。