パンテール（1996年生、母フェバリットアベイ）

Panthere

1996.04.22

パンテール（1996年4月22日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は青鹿毛。種牡馬のトロメオ（当時16歳）と交配したフェバリットアベイが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は山際 辰夫。戦績は、中央平地8戦0勝、地方6戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は1999年の白樺特別(DⅡⅢ)。

経歴

デビュー前

広尾サラブレッド倶楽部にてで一口馬主が募集された。

小桧山悟厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1999年）

2月28日、デビュー戦は徳吉孝士騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。馬体重は520kg。14頭立ての14番人気で大外14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい13着に終わった。

4月4日、中4週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、4歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で徳吉孝士騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着に入り込んだ。

4月20日、中1週で迎えた3戦目は、3歳戦のマルチベスト特別（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で徳吉孝士騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、マルゼンウイナーに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

9月5日、約4か月半の休み明けで迎えた4戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で徳吉孝士騎手（3戦0勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

9月19日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で徳吉孝士騎手（4戦0勝）。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では全く伸びず7着に敗れた。

9月27日、連闘で迎えた6戦目は、3歳戦のサファイヤフラワー賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で徳吉孝士騎手（5戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。4着に敗れた。

10月19日、中2週で迎えた7戦目は、3歳戦のオパールフラワー賞（川崎ダート1500m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で徳吉孝士騎手（6戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。8着に敗れた。

11月17日、中3週で迎えた8戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の名古屋チャレンジカップ パーシモン賞（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったフミノリチャードから4馬身差の2着に敗北した。

11月25日、連闘で迎えた9戦目は、松本隆宏騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の白樺特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。最後は、2着のビブラビブレに1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

12月8日、中1週で迎えた10戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、ディセンバー特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。8着に敗れた。

4歳（2000年）

7月15日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から25kg増やして迎えた11戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では全く伸びず10着に終わった。

7月30日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着に入り込んだ。

8月5日、連闘で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で武士沢友治騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚色がやや衰え、5着に終わった。

8月27日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下の印旛沼特別（中山芝1200m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は徳吉孝士騎手（7戦0勝）。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に敗れた。