サンライズクラウド（2009年生、母オーパスワン）

サンライズクラウド（2009年2月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋クラウド・コンピューティングより」。毛色は鹿毛。種牡馬のネオユニヴァース（当時9歳）と交配したオーパスワンが19歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（株）下河辺牧場。戦績は、中央平地13戦1勝2着1回、地方25戦2勝2着2回。2013年の水無月賞(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

音無秀孝厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2012年）

2月25日、デビュー戦は北村友一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝2000m 小雨/良）に出走。馬体重は552kg。15頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

3月11日、中1週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

3月25日、中1週で迎えた3戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2400m 外回り晴/稍重）に出走。18頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、タフなペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性のガッツでゴールまで力闘し、4着に入った。

4月14日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神芝2200m 曇/稍重）に出走。鞍上は北村友一騎手（2戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが続かず、5着に終わった。

5月6日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた5戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ハナを切り、かなり緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

5月27日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は北村友一騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

6月16日、中2週で迎えた7戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では上々の伸びを見せたが、カネトシスタチューにクビ差交わされて2着に甘んじた。

6月30日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

7月7日、連闘で迎えた9戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田伸二騎手（2戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のレッドガルシアに1馬身1/4の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

8月5日、中3週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（札幌芝2000m 小雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤田伸二騎手（3戦1勝）。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は一杯になって14着に終わった。

8月25日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で藤田伸二騎手（4戦1勝）。13頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり8着に敗れた。

4歳（2013年）

3月10日、約6か月半の休養明けで迎えた12戦目は、4歳以上500万下（中京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は北村友一騎手（4戦0勝）。18頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚を失くしてしまい14着に敗れた。

4月20日、中5週で迎えた13戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では末脚にキレが無く16着に敗れた。

5月31日、中5週で迎えた14戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、北山湖特別（佐賀ダート1750m 曇/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

6月15日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた15戦目は、地方重賞の水無月賞（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で真島正徳騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

6月29日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上A2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で真島正徳騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るグランデアトレをハナ差だけ差し切って先頭ゴールを果たした。

7月15日、中1週で迎えた17戦目は、大分川特別（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で真島正徳騎手（3戦1勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、コスモガラサに交わされて2馬身半差の2着となった。

8月31日、中6週で迎えた18戦目は、地方重賞の池田湖賞（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で真島正徳騎手（4戦1勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚に勢いがなく4着に敗れた。

9月16日、中1週で迎えた19戦目は、宝満山特別（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で真島正徳騎手（5戦1勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

9月28日、中1週で迎えた20戦目は、地方重賞の五ケ瀬川賞（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で真島正徳騎手（6戦1勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい4着に敗れた。

11月9日、中5週で迎えた21戦目は、3歳以上A2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で真島正徳騎手（7戦1勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月30日、中2週で迎えた22戦目は、シクラメン賞（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で真島正徳騎手（8戦1勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に敗れた。

12月22日、中2週で迎えた23戦目は、もみの木賞（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は10戦連続で真島正徳騎手（9戦1勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったリリーに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

5歳（2014年）

1月5日、中1週で迎えた24戦目は、有明海特別（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で真島正徳騎手（10戦1勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

2月2日、中3週で迎えた25戦目は、節分賞（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は12戦連続で真島正徳騎手（11戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

2月16日、中1週で迎えた26戦目は、早春賞（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は13戦連続で真島正徳騎手（12戦1勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

3月1日、中1週で迎えた27戦目は、地方重賞の嘉瀬川賞（佐賀ダート2000m 曇/不良）に出走。鞍上は14戦連続で真島正徳騎手（13戦1勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず4着に終わった。

3月21日、中2週で迎えた28戦目は、ホープフルカップ（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は15戦連続で真島正徳騎手（14戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のコパノエクスプレスを半馬身振り切って単勝一倍台の評価に応えた。

5月5日、中5週で迎えた29戦目は、菊池川特別（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で真島正徳騎手（15戦2勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が振るわず4着に敗れた。

5月18日、中1週で迎えた30戦目は、筑後川特別（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は17戦連続で真島正徳騎手（16戦2勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場なく5着に敗れた。

6月1日、中1週で迎えた31戦目は、北山湖特別（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は18戦連続で真島正徳騎手（17戦2勝）。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚がパッとせず6着に終わった。

6月14日、中1週で迎えた32戦目は、児島真二騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の水無月賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に終わった。

6月28日、中1週で迎えた33戦目は、3歳以上A2（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は真島正徳騎手（18戦2勝）。7頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びを欠き5着に終わった。

7月26日、中3週で迎えた34戦目は、3歳以上A2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は児島真二騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天与の闘争心で諦めることなく走り切り、3着に入り込んだ。

8月9日、中1週で迎えた35戦目は、地方重賞の池田湖賞（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で児島真二騎手（2戦0勝）。8頭立ての8番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場なく7着に終わった。

8月24日、中1週で迎えた36戦目は、地方重賞の志布志湾賞（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で児島真二騎手（3戦0勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

6歳（2015年）

3月1日、約6か月半の休み明けで迎えた37戦目は、大澤誠志郎騎手を鞍上に迎えて、ブリリアントカップ（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。8頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

3月21日、中2週で迎えた38戦目は、ファンタスティックカップ（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で大澤誠志郎騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に終わった。