ファーストミユキ（1987年生、母ファーストジョオー）

ファーストミユキ（1987年5月13日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のアスワン（当時8歳）と交配したファーストジョオーが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は片山牧場。戦績は、中央平地25戦2勝2着5回。主な勝ち鞍は1992年の5歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

古川平厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1989年）

12月3日、デビュー戦は宮徹騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は424kg。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったポットワールドにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

12月24日、中2週で迎えた2戦目は、3歳新馬（阪神芝2000m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮徹騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では全く伸びず15着に敗れた。

3歳（1990年）

2月3日、中5週で迎えた3戦目は、岸滋彦騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神ダート1200m 雨/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では弾けるような伸び脚で猛追したが、勝ったイブキシークラウドに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

2月25日、中2週で迎えた4戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神ダート1200m 小雨/重）に出走。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では強靭な末脚を披露したが、4着に終わった。

3月18日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は岸滋彦騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ハクサンギショウに交わされて5馬身差の2着に敗北した。

4月8日、中2週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で岸滋彦騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや速いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のエイシンスペシャルに4馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

4月22日、中1週で迎えた7戦目は、4歳500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で岸滋彦騎手（3戦1勝）。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚色が衰えて7着に敗れた。

10月27日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた8戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1400m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を見せたが、伸びてきたパッシングスパーク決め手に屈してアタマ差の2着となった。

11月17日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は岸滋彦騎手（4戦1勝）。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り7着に敗れた。

12月8日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岸滋彦騎手（5戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に敗れた。

4歳（1991年）

1月7日、中3週で迎えた11戦目は、内田浩一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天資の闘争心でゴールまで力戦したが、5着に終わった。

2月2日、中3週で迎えた12戦目は、上野清章騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚にキレが無く15着に敗れた。

4月6日、中8週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（京都ダート1400m 雨/稍重）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい8着に終わった。

4月14日、連闘で迎えた14戦目は、安田康彦騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/重）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

4月28日、中1週で迎えた15戦目は、牧田和弥騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場を作れず15着に終わった。

12月14日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた16戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で牧田和弥騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。端に立つ形となり、速いペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、モガミマルキーにクビ差交わされて2着となった。

12月22日、連闘で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で牧田和弥騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では見せ場なく14着に敗れた。

5歳（1992年）

1月11日、中2週で迎えた18戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/重）に出走。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、5着に終わった。

1月19日、連闘で迎えた19戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のウォーターラインに1馬身の差をつけて久々に白星を挙げた。

2月2日、中1週で迎えた20戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/重）に出走。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に敗れた。

2月15日、中1週で迎えた21戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

3月7日、中2週で迎えた22戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は岸滋彦騎手（6戦1勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

3月22日、中1週で迎えた23戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で岸滋彦騎手（7戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

3月29日、連闘で迎えた24戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（阪神ダート1200m 小雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で岸滋彦騎手（8戦1勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

4月19日、中2週で迎えた25戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で岸滋彦騎手（9戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。