ポットワールド（1987年生、母ポットイズミ）

ポットワールド（1987年4月19日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は栃栗毛。種牡馬のハビアスコーパス（当時15歳）と交配したポットイズミが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）ポット牧場。戦績は、中央平地16戦1勝2着1回、中央障害3戦0勝。主な勝ち鞍は1989年の3歳新馬。

経歴

デビュー前

松永善晴厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1989年）

12月3日、デビュー戦は角田晃一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は466kg。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のファーストミユキに1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（1990年）

1月6日、中4週で迎えた2戦目は、松永昌博騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンのKBS京都紅梅賞（京都芝1200m 曇/良）に出走。13頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

2月4日、中3週で迎えた3戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（阪神ダート1200m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚を持続できず、5着に終わった。

2月17日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳500万下（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は松永昌博騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず4着に敗れた。

3月11日、中2週で迎えた5戦目は、4歳500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永昌博騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。

4月15日、中4週で迎えた6戦目は、猿橋重利騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（阪神芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったダンツビューティに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

5月20日、中4週で迎えた7戦目は、4歳500万下のこでまり賞（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は松永昌博騎手（3戦0勝）。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は勢いを失って9着に敗れた。

6月9日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳500万下（阪神芝1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で松永昌博騎手（4戦0勝）。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に終わった。

6月24日、中1週で迎えた9戦目は、4歳500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松永昌博騎手（5戦0勝）。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。

7月8日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳500万下（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で松永昌博騎手（6戦0勝）。14頭立ての11番人気で大外14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に終わった。

7月28日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた11戦目は、4歳以上500万下の若戸特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で松永昌博騎手（7戦0勝）。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。最後は垂れてしまい15着に終わった。

11月10日、約3か月半の休み明けで迎えた12戦目は、4歳以上500万下（京都芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で松永昌博騎手（8戦0勝）。18頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では速い脚を使えず9着に終わった。

11月24日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で松永昌博騎手（9戦0勝）。14頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

12月9日、中1週で迎えた14戦目は、酒井浩騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1000m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に終わった。

4歳（1991年）

1月7日、中3週で迎えた15戦目は、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で酒井浩騎手（1戦0勝）。7頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。7着に終わった。

1月19日、中1週で迎えた16戦目は、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で酒井浩騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。9着に終わった。

6月23日、約5か月の休み明けで迎えた17戦目は、障害4歳以上未勝利（中京障害芝2800m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で酒井浩騎手（3戦0勝）。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。9着に終わった。

7月21日、中3週で迎えた18戦目は、宝来城多郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は減速してしまい7着に終わった。

9月8日、中6週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下の長久手特別（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は松永昌博騎手（10戦0勝）。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。敢然と端をきり、遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい11着に終わった。