ダンツビューティ（1987年生、母ハーモニーゼア）
Dantsu Beauty
1987.03.11
ダンツビューティ（1987年3月11日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のホリスキー（当時8歳）と交配したハーモニーゼアが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）マークリ牧場。戦績は、中央平地23戦3勝2着2回、地方21戦4勝。主な勝ち鞍は1990年の4歳以上900万下。
経歴
デビュー前
梶与三男厩舎（栗東）へ入厩。
3歳（1990年）
2月24日、デビュー戦は上野清章騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。馬体重は482kg。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。主導権を握り、息の入らないペースで一団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアメリカンシチーに7馬身の差をつけて初白星を挙げた。
3月24日、中3週で迎えた2戦目は、4歳500万下のアネモネ賞（阪神芝1600m 小雨/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で上野清章騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。端に立つ形となり、平均ペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバテてしまい11着に敗れた。
3月31日、連闘で迎えた3戦目は、4歳500万下のれんげ賞（阪神芝1200m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で上野清章騎手（2戦1勝）。15頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。先手を奪い、若干速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では物凄い伸び脚で驀進したが、ウエスタントーヨーに3/4馬身交わされて2着となった。
4月15日、中1週で迎えた4戦目は、4歳500万下（阪神芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で上野清章騎手（3戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げを打ち、極端なハイペースでレースを進める。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のポットワールドに6馬身の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。
6月23日、中9週で迎えた5戦目は、4歳900万下のゆうすげステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で上野清章騎手（4戦2勝）。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。端に立つ形となり、平均ペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバテてしまい14着に敗れた。
7月15日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた6戦目は、4歳以上900万下の雲仙特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は6戦連続で上野清章騎手（5戦2勝）。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい11着に終わった。
8月5日、中2週で迎えた7戦目は、岸滋彦騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の有明特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場なく10着に終わった。
9月16日、中5週で迎えた8戦目は、安田隆行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（中京ダート1000m 曇/不良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るジョウシュウハッピを豪快な末脚で半馬身差し切って勝利をモノにする
10月21日、中4週で迎えた9戦目は、田島良保騎手を鞍上に迎えて、貴船ステークス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ミドルペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が鈍り8着に終わった。
11月11日、中2週で迎えた10戦目は、高雄ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は安田隆行騎手（1戦1勝）。18頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。
11月24日、中1週で迎えた11戦目は、田原成貴騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の花園ステークス（京都ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では物凄い伸び脚で猛進したが、勝ったミスタートウジンにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着となった。
12月9日、中1週で迎えた12戦目は、観月橋ステークス（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田原成貴騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。
4歳（1991年）
4月21日、約4か月半の休み明けで迎えた13戦目は、メルボルントロフィー（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は安田隆行騎手（2戦1勝）。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚にキレが無く6着に終わった。
5月12日、中2週で迎えた14戦目は、ハンデ戦の高瀬川ステークス（京都ダート1400m 雨/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は田原成貴騎手（2戦0勝）。15頭立ての4番人気で大外15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。
6月1日、中2週で迎えた15戦目は、東大路ステークス（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田原成貴騎手（3戦0勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、かなり遅いペースでレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。
6月15日、中1週で迎えた16戦目は、ハンデ戦のパールステークス（中京ダート1700m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は田島良保騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に終わった。
7月6日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた17戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のオホーツクハンデキャップ（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は田原成貴騎手（4戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に敗れた。
8月24日、中6週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた18戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の耶馬渓特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は田島良保騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。
9月15日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上900万下（中京ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は田原成貴騎手（5戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。
9月21日、連闘で迎えた20戦目は、4歳以上900万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田原成貴騎手（6戦0勝）。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後は垂れてしまい12着に終わった。
10月26日、中4週で迎えた21戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（京都ダート1400m 曇/重）に出走。13頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は失速してしまい10着に敗れた。
11月17日、中2週で迎えた22戦目は、山本康二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚勢が鈍り14着に終わった。
5歳（1992年）
1月5日、中6週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた23戦目は、間延夫騎手を鞍上に迎えて、天山賞（佐賀ダート2000m 曇/稍重）に出走。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。7着に敗れた。
1月19日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた24戦目は、天山賞（佐賀ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で間延夫騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。7着に敗れた。
2月16日、中3週で迎えた25戦目は、古川哲也騎手を鞍上に迎えて、サガ・クイーン賞（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のロッキーキャロルをクビ差制して久々に白星を挙げた。
3月15日、中3週で迎えた26戦目は、天山賞（佐賀ダート2000m 雨/不良）に出走。鞍上は間延夫騎手（2戦0勝）。7頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。4着に終わった。
4月26日、中5週で迎えた27戦目は、天山賞（佐賀ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で間延夫騎手（3戦0勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。4着に敗れた。
5月10日、中1週で迎えた28戦目は、天山賞（佐賀ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は古川哲也騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のエリモドミネに4馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。
5月24日、中1週で迎えた29戦目は、天山賞（佐賀ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で古川哲也騎手（2戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。7着に敗れた。
6月7日、中1週で迎えた30戦目は、天山賞（佐賀ダート2000m 小雨/不良）に出走。鞍上は間延夫騎手（4戦0勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。7着に敗れた。
6月21日、中1週で迎えた31戦目は、吉田順治騎手を鞍上に迎えて、天山賞（佐賀ダート2000m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。7着に敗れた。
7月5日、中1週で迎えた32戦目は、天山賞（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田順治騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。10着に敗れた。
6歳（1993年）
1月10日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた33戦目は、天山賞（佐賀ダート2000m 小雨/不良）に出走。鞍上は間延夫騎手（5戦0勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。7着に終わった。
1月24日、中1週で迎えた34戦目は、天山賞（佐賀ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で間延夫騎手（6戦0勝）。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。9着に終わった。
2月7日、中1週で迎えた35戦目は、天山賞（佐賀ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は古川哲也騎手（3戦2勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。5着に敗れた。
2月21日、中1週で迎えた36戦目は、三小田幸人騎手を鞍上に迎えて、天山賞（佐賀ダート2000m 曇/不良）に出走。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。4着に敗れた。
3月7日、中1週で迎えた37戦目は、天山賞（佐賀ダート2000m 曇/不良）に出走。鞍上は古川哲也騎手（4戦2勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。4着に敗れた。
3月21日、中1週で迎えた38戦目は、大天山賞（佐賀ダート2500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で古川哲也騎手（5戦2勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のフレッシュナムラに1馬身半の差をつけて6勝目を手にした。
4月25日、中4週で迎えた39戦目は、天山賞（佐賀ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で古川哲也騎手（6戦3勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。6着に敗れた。
5月9日、中1週で迎えた40戦目は、天山賞（佐賀ダート2000m 小雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で古川哲也騎手（7戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のトーエイパンザオーをクビ差制して1着ゴールを果たした。
5月23日、中1週で迎えた41戦目は、天山賞（佐賀ダート2000m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で古川哲也騎手（8戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に終わった。
6月6日、中1週で迎えた42戦目は、天山賞（佐賀ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で古川哲也騎手（9戦4勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。3着に終わった。
7月18日、中5週で迎えた43戦目は、小倉日経オープン（小倉芝1700m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で古川哲也騎手（10戦4勝）。14頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では末脚に勢いがなく14着に終わった。
11月7日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた44戦目は、天山賞（佐賀ダート2000m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で古川哲也騎手（11戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。8着に敗れた。