マイネルニコラス（2019年生、母フライングメリッサ）

マイネルニコラス（2019年3月13日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+人名より」。毛色は栗毛。種牡馬のキングカメハメハ（当時18歳）と交配したフライングメリッサが16歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はビッグレッドファーム。主な勝ち鞍は2022年の3歳新馬。

経歴

デビュー前

ラフィアンターフマンクラブにて総額2,400万円（24万×100口）で一口馬主が募集された。

高橋裕厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2022年）

1月9日、デビュー戦は柴田大知騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝2000m 晴/稍重）に出走。馬体重は502kg。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るレイヴンズコーを鮮烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

2月6日、中3週で迎えた2戦目は、3歳1勝クラスのゆりかもめ賞（東京芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（1戦1勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

3月12日、中4週で迎えた3戦目は、3歳1勝クラス（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田大知騎手（2戦1勝）。13頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が鈍り7着に終わった。

10月8日、約7か月の休養明けで迎えた4戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が悪くなり10着に敗れた。

11月12日、中4週で迎えた5戦目は、3歳以上1勝クラス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、4着を確保した。

12月10日、中3週で迎えた6戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中山芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では天資の敢闘精神でゴールまで力戦したが、5着に終わった。

4歳（2023年）

1月28日、中6週で迎えた7戦目は、4歳以上1勝クラス（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（3戦1勝）。13頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、次元の違う末脚を弾けさせて、最後は2着のダイバリオンに1馬身の差をつけて2勝目を挙げた。

9月18日、約8か月の休み明けで迎えた8戦目は、3歳以上2勝クラスの2003メモリアルシンボリクリスエスカップ（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（4戦2勝）。14頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚が上がってしまい14着に終わった。

10月7日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上2勝クラスのtvk賞（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田大知騎手（5戦2勝）。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が鈍り10着に終わった。

11月12日、中4週で迎えた10戦目は、3歳以上2勝クラス（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田大知騎手（6戦2勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では稲妻の如き末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

12月17日、中4週で迎えた11戦目は、3歳以上2勝クラス（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で柴田大知騎手（7戦2勝）。13頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたロジマンボ決め手に屈してアタマ差の2着となった。

5歳（2024年）

1月7日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上2勝クラスの初日の出賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で柴田大知騎手（8戦2勝）。17頭立ての6番人気で16番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい9着に敗れた。

1月20日、中1週で迎えた13戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの東雲賞（中山芝1800m 小雨/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

2月24日、中4週で迎えた14戦目は、4歳以上2勝クラスの富里特別（中山芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は柴田大知騎手（9戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して5番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

3月23日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた15戦目は、4歳以上2勝クラス（中山芝1800m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（10戦2勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のホウオウスーペリアに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

4月27日、中4週で迎えた16戦目は、4歳以上3勝クラスの府中市市制施行70周年記念（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田大知騎手（11戦3勝）。13頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず5着に終わった。

8月3日、約3か月半の休み明けで迎えた17戦目は、3歳以上3勝クラスの新潟日報賞（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で柴田大知騎手（12戦3勝）。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。最後は脚勢が悪くなり14着に終わった。

8月24日、中2週で迎えた18戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの2024ワールドオールスタージョッキーズ第2戦（札幌芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が鈍り12着に終わった。

9月28日、中4週で迎えた19戦目は、3歳以上3勝クラスの秋風ステークス（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（13戦3勝）。15頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、5着に入り込んだ。

10月26日、中3週で迎えた20戦目は、3歳以上3勝クラスのキングカメハメハメモリアル（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（14戦3勝）。7頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚に勢いがなく6着に終わった。