パンツァーリート（2009年生、母シャドウスプリング）

パンツァーリート（2009年3月26日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「戦車の歌（独）。ドイツ軍の行進歌。本馬のパワフルな馬体より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のキングヘイロー（当時14歳）と交配したシャドウスプリングが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）日進牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方27戦4勝。主な勝ち鞍は2014年の吉野桜特別(一般C13ロ)。

経歴

デビュー前

ユニオンオーナーズクラブにて総額1,575万円（7.88万×200口）で一口馬主が募集された。

佐々木晶三厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2011年）

9月18日、デビュー戦は佐藤哲三騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は462kg。18頭立ての4番人気に推されて16番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、6着に終わった。

10月1日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

11月26日、中7週で迎えた3戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず6着に敗れた。

3歳（2012年）

5月19日、約6か月の休み明けで迎えた4戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1200m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい13着に敗れた。

7月8日、中6週で迎えた5戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1200m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

8月12日、中4週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で藤懸貴志騎手（1戦0勝）。17頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり9着に終わった。

4歳（2013年）

8月1日、約12か月の休み明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた7戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-7（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のスヴァローグに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

8月13日、中1週で迎えた8戦目は、サッポロ極ZERO賞（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩橋勇二騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

8月27日、中1週で迎えた9戦目は、北海道日高管内商工会連合会賞（門別ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で岩橋勇二騎手（2戦1勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

9月10日、中1週で迎えた10戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、室蘭名勝ピリカノカ賞（門別ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

9月25日、中1週で迎えた11戦目は、ビヤパーティーAiba浦河賞（門別ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は岩橋勇二騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい8着に敗れた。

10月8日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上C4-4（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩橋勇二騎手（4戦1勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚にキレが無く6着に終わった。

10月23日、中1週で迎えた13戦目は、歌笛神社賞（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は桑村真明騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に敗れた。

11月5日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた14戦目は、3歳以上C4-5（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

11月13日、連闘で迎えた15戦目は、3歳以上C4-4（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で桑村真明騎手（3戦0勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では最後まで息が続かず11着に敗れた。

12月11日、中3週で迎えた16戦目は、森島貴之騎手を鞍上に迎えて、一般C23（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

12月31日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた17戦目は、一般C25（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で森島貴之騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のスカイマーシャルに1馬身の差をつけて2勝目をつかんだ。

5歳（2014年）

1月10日、中0週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた18戦目は、めいほう杯（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で森島貴之騎手（2戦1勝）。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。

1月23日、中1週で迎えた19戦目は、一般C21（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で森島貴之騎手（3戦1勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚がパッとせず10着に敗れた。

2月28日、中4週で迎えた20戦目は、netkeiba.com杯（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で森島貴之騎手（4戦1勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を披露したが、3着に終わった。

3月13日、中1週で迎えた21戦目は、一般C19（笠松ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で森島貴之騎手（5戦1勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

3月24日、中1週で迎えた22戦目は、一般C17（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で森島貴之騎手（6戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るササノハサラサラを途轍もない末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて3勝目を奪取した。

4月10日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた23戦目は、吉野桜特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で森島貴之騎手（7戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では別次元の末脚を弾けさせて難なく抜け出し、最後は2着のメイショウアザミに3馬身の差をつけて4勝目を手に入れた。

4月25日、中1週で迎えた24戦目は、マックル賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で森島貴之騎手（8戦3勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は失速してしまい9着に敗れた。

5月12日、中1週で迎えた25戦目は、一般C9（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で森島貴之騎手（9戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では全く伸びず5着に敗れた。

5月26日、中1週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた26戦目は、一般C9（笠松ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は11戦連続で森島貴之騎手（10戦3勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

6月20日、中3週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた27戦目は、一般C9（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で森島貴之騎手（11戦3勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に終わった。

6月30日、中0週で迎えた28戦目は、一般C8（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で森島貴之騎手（12戦3勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

7月16日、中1週で迎えた29戦目は、一般C10（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で森島貴之騎手（13戦3勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は垂れてしまい8着に敗れた。

7月21日、連闘で迎えた30戦目は、一般C14（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は15戦連続で森島貴之騎手（14戦3勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり4着に敗れた。

7月28日、連闘で迎えた31戦目は、一般C6（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で森島貴之騎手（15戦3勝）。7頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線ではいいところがなく5着に終わった。

8月13日、中1週で迎えた32戦目は、一般C9（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は17戦連続で森島貴之騎手（16戦3勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

8月29日、中1週で迎えた33戦目は、一般C9（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は18戦連続で森島貴之騎手（17戦3勝）。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に終わった。