キングオブパンサー（2003年生、母オカノガウス）

キングオブパンサー（2003年4月25日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「パンサーの王」。毛色は青毛。種牡馬のアドマイヤボス（当時6歳）と交配したオカノガウスが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は久保昇。戦績は、中央平地17戦0勝2着3回、地方8戦0勝。

経歴

デビュー前

沢峰次厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2005年）

7月24日、デビュー戦は大西直宏騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は412kg。18頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい14着に終わった。

8月20日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大西直宏騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず5着に敗れた。

9月18日、中3週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大西直宏騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は失速してしまい9着に敗れた。

10月16日、中3週で迎えた4戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1600m 雨/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は失速してしまい11着に敗れた。

11月13日、中3週で迎えた5戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではパワフルな末脚を発揮し、5着に入り込んだ。

12月10日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では息の長い末脚を披露し、3着に入った。

12月24日、中1週で迎えた7戦目は、2歳未勝利（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では矢のように疾駆したが、抜け出したマイネルガッチャにクビ差届かず2着となった。

3歳（2006年）

1月15日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、5着に終わった。

2月19日、中4週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（東京ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず10着に敗れた。

3月18日、中3週で迎えた10戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

6月10日、約3か月の間隔を開けて迎えた11戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/稍重）に出走。18頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では印象的な伸び脚で猛進したが、勝ったマイネルパラシオにねじ伏せられて半馬身差の2着に敗北した。

7月2日、中2週で迎えた12戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 雨/重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず8着に敗れた。

8月19日、中6週で迎えた13戦目は、3歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

9月30日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったケンエンデバーにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。

10月28日、中3週で迎えた15戦目は、塚田祥雄騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では出色の末脚を発揮したが、5着に終わった。

11月5日、連闘で迎えた16戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では伸びを欠き11着に終わった。

12月9日、中4週で迎えた17戦目は、柴原央明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1700m 小雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての13番人気で大外15番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず12着に終わった。

4歳（2007年）

3月13日、約3か月の休み明けで迎えた18戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、一般B3四（大井ダート1700m 曇/稍重）に出走。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では脚が残っておらず14着に終わった。

3月29日、中1週で迎えた19戦目は、一般B3五（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では速い脚を使えず10着に終わった。

6月1日、中8週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた20戦目は、半澤慶実騎手を鞍上に迎えて、一般B3四（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

7月16日、中5週で迎えた21戦目は、海の日特別（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で半澤慶実騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。

7月22日、連闘で迎えた22戦目は、秋元耕成騎手を鞍上に迎えて、くろうま賞（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

8月3日、中1週で迎えた23戦目は、港区特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋元耕成騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では今一つ伸び切れず13着に終わった。

8月9日、連闘で迎えた24戦目は、一般C1二（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で秋元耕成騎手（2戦0勝）。11頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず11着に終わった。

8月16日、連闘で迎えた25戦目は、涼風特別（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で秋元耕成騎手（3戦0勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。