チュウワスプリング（2020年生、母チュウワグルーヴ）

チュウワスプリング（2020年4月13日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+春」。毛色は鹿毛。種牡馬のリアルスティール（当時8歳）と交配したチュウワグルーヴが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は若林順一。2025年の撫子争覇(牝)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

林徹厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

10月15日、デビュー戦は伊藤工真騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。馬体重は406kg。17頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では天授の負けん性を発揮してゴールまで頑張り、6着を確保した。

3歳（2023年）

1月14日、約3か月の休養明けで迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山芝2000m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤工真騎手（1戦0勝）。17頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり13着に敗れた。

4月15日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、3歳戦の3歳未勝利（福島芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で伊藤工真騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に終わった。

5月21日、中4週で迎えた4戦目は、牝馬限定3歳戦の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続で伊藤工真騎手（3戦0勝）。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に終わった。

6月11日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定3歳戦の3歳未勝利（東京ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で伊藤工真騎手（4戦0勝）。15頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい8着に終わった。

8月12日、中8週で迎えた6戦目は、牝馬限定3歳戦の3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は6戦連続で伊藤工真騎手（5戦0勝）。15頭立ての4番人気で14番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のフジジュンフェイスに5馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

12月28日、約4か月半の休養明けで迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラスの3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で伊藤工真騎手（6戦1勝）。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、後続との差を2馬身以上保って、厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一寸刻みに前との差を詰めて、最後は2着のミュージアムピースを半馬身振り切って休み明け初戦を物にした。

4歳（2024年）

2月24日、中7週で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で伊藤工真騎手（7戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバテてしまい11着に敗れた。

3月9日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上2勝クラス（中山芝1200m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で伊藤工真騎手（8戦2勝）。13頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい11着に終わった。

4月6日、中3週で迎えた10戦目は、4歳以上2勝クラスの花見山特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で伊藤工真騎手（9戦2勝）。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚色が悪くなり14着に終わった。

7月21日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、3歳以上2勝クラスの米沢特別（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で伊藤工真騎手（10戦2勝）。15頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

8月10日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上2勝クラスの浦佐特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で伊藤工真騎手（11戦2勝）。15頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい8着に敗れた。

11月16日、約3か月半の休養明けで迎えた13戦目は、3歳以上2勝クラスの西郷特別（福島ダート1150m 曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で伊藤工真騎手（12戦2勝）。15頭立ての5番人気で大外15番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では見せ場なく13着に敗れた。

5歳（2025年）

2月23日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、4歳以上2勝クラスの大島特別（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は14戦連続で伊藤工真騎手（13戦2勝）。14頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。果敢に端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり13着に終わった。

3月16日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた15戦目は、石田拓郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 小雨/不良）に出走。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚を失くしてしまい11着に終わった。

5月2日、中6週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた16戦目は、森島貴之騎手を鞍上に迎えて、ライラック賞（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚がパッとせず4着に敗れた。

5月14日、中1週で迎えた17戦目は、楽市楽座特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森島貴之騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

5月29日、中1週で迎えた18戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、漁火特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では目を引く伸びを見せたが、セルクルクルミにクビ差交わされて2着に惜敗した。

6月10日、中1週で迎えた19戦目は、付知川特別（笠松ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は森島貴之騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、ドントレットゴーに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

8月13日、中8週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた20戦目は、ヤクルト東海カップ（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で森島貴之騎手（3戦0勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて5着に敗れた。

8月28日、中1週で迎えた21戦目は、牝馬限定オープンの撫子争覇（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は丸野勝虎騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力のある伸びを見せたが、エイシンジョルトに交わされて2馬身半差の2着となった。

9月11日、中1週で迎えた22戦目は、ススキ特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は森島貴之騎手（4戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のタイセイドリーマーに2馬身の差をつけて久方ぶりに勝ち星を挙げた。

10月10日、中3週で迎えた23戦目は、五平餅特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森島貴之騎手（5戦1勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

10月24日、中1週で迎えた24戦目は、望月洵輝騎手を鞍上に迎えて、東海クラウン（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

11月27日、中4週で迎えた25戦目は、グリーンチャンネル開局30周年記念（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は森島貴之騎手（6戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったヒストリーメイカーに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。