ミュージアムピース（2019年生、母コウギョウマシェリ）

Museum Piece

2019.02.14

ミュージアムピース（2019年2月14日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「博物館向きの逸品」。毛色は鹿毛。種牡馬のディスクリートキャット（当時16歳）と交配したコウギョウマシェリが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者はミルファーム。主な勝ち鞍は2022年の特編(B四)。

経歴

デビュー前

伊藤大士厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

6月19日、デビュー戦は黛弘人騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は432kg。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に終わった。

7月11日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（函館ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で黛弘人騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

9月20日、中9週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で黛弘人騎手（2戦0勝）。13頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に敗れた。

10月9日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で黛弘人騎手（3戦0勝）。14頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に終わった。

3歳（2022年）

1月5日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から24kg増やして迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で黛弘人騎手（4戦0勝）。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では全く伸びず15着に終わった。

1月29日、中2週で迎えた6戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1800m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。最後は力尽きて15着に終わった。

4月17日、約2か月半の間隔を開けて迎えた7戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は黛弘人騎手（5戦0勝）。15頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では目立つような脚を使えず14着に終わった。

7月30日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた8戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は杉原誠人騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず10着に終わった。

8月28日、中3週で馬体重を前走から11kg戻して迎えた9戦目は、藤田弘治騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の特編（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアポロリップに5馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

9月11日、中1週で迎えた10戦目は、楽天競馬で特産品キャンペーン実施中!賞（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田弘治騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のタマモカラボスに4馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

10月2日、中2週で迎えた11戦目は、一般C1八（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田弘治騎手（2戦2勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したカイジンウェーヴにアタマ差届かず2着に惜敗した。

10月18日、中1週で迎えた12戦目は、一般C1七（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で藤田弘治騎手（3戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、で集団を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のキープオンラビンに2馬身の差をつけて3勝目を奪取した。

10月30日、中1週で迎えた13戦目は、一般C1二（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で藤田弘治騎手（4戦3勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のポートメイリオンに1馬身半の差をつけて断然人気に応えた。

11月15日、中1週で迎えた14戦目は、楽天競馬で石川特産品プレゼント!賞（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で藤田弘治騎手（5戦4勝）。11頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

11月29日、中1週で迎えた15戦目は、一般B2四（金沢ダート1500m 雨/良）に出走。鞍上は7戦連続で藤田弘治騎手（6戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。

12月13日、中1週で迎えた16戦目は、中島龍也騎手を鞍上に迎えて、楽天競馬でカンタン投票!賞（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスピリットサントに4馬身の差をつけて5勝目を挙げた。

デビュー前

金田一昌厩舎（金沢）へ入厩。

デビュー前

金田一昌厩舎（金沢）へ入厩。

4歳（2023年）

4月16日、約4か月の休養明けで迎えた17戦目は、4歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は杉原誠人騎手（2戦0勝）。14頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

4月23日、連闘で迎えた18戦目は、4歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で杉原誠人騎手（3戦0勝）。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は一杯になって8着に終わった。

6月11日、中6週で迎えた19戦目は、嶋田純次騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京芝1600m 曇/稍重）に出走。13頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。先手を取る形となり、後続との差を2馬身以上保って、超スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい8着に終わった。

7月2日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上1勝クラス（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で嶋田純次騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天資のガッツでゴールまで力戦し、3着を確保した。

10月9日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた21戦目は、3歳以上1勝クラス（東京芝1400m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で嶋田純次騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はガス欠状態になり10着に終わった。

11月19日、中5週で迎えた22戦目は、3歳以上1勝クラス（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で嶋田純次騎手（3戦0勝）。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、5着に終わった。

12月9日、中2週で迎えた23戦目は、3歳以上1勝クラス（中山芝1200m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で嶋田純次騎手（4戦0勝）。14頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

12月28日、中2週で迎えた24戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で嶋田純次騎手（5戦0勝）。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、抜け出したチュウワスプリングに半馬身届かず2着となった。

5歳（2024年）

1月21日、中2週で迎えた25戦目は、4歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で嶋田純次騎手（6戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では天賦の負けじ心を発揮してゴールまで勇戦したが、4着に終わった。

2022年8月3日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。