シークレットマター（2021年生、母エンクリプション）

シークレットマター（2021年3月4日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「秘密事項。母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のディスクリートキャット（当時18歳）と交配したエンクリプションが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はダーレー・ジャパン・ファーム有限会社。主な勝ち鞍は2024年の3歳新馬。

経歴

デビュー前

岩戸孝樹厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2024年）

2月17日、デビュー戦は杉原誠人騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1600m 曇/良）に出走。馬体重は470kg。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて、最後は2着のマフィンに1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

4月20日、中8週で迎えた2戦目は、3歳1勝クラス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で杉原誠人騎手（1戦1勝）。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が上がってしまい16着に終わった。

8月25日、約4か月の休養明けで迎えた3戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が悪くなり14着に敗れた。

4歳（2025年）

1月12日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg減らして迎えた4戦目は、長浜鴻緒騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では末脚に勢いがなく16着に終わった。

デビュー前

桜井今朝利厩舎（愛知）へ入厩。

2月27日、デビュー戦は塚本征吾騎手を鞍上に据えて、一般B8（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番ゲートからスタート。出走取消となった。

3月14日、中8週で馬体重を前走から21kg戻して迎えた5戦目は、塚本征吾騎手を鞍上に迎えて、がんばれ!愛知・岐阜・三重の酪農応援賞（名古屋ダート1700m 晴/稍重）に出走。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

3月28日、中1週で迎えた6戦目は、望月洵輝騎手を鞍上に迎えて、一般B9（名古屋ダート1700m 曇/不良）に出走。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

4月11日、中1週で迎えた7戦目は、一般C2（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は塚本征吾騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のビーガールに1馬身の差をつけて2勝目を奪取した。

4月25日、中1週で迎えた8戦目は、一般B12（名古屋ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で塚本征吾騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい7着に敗れた。

5月8日、中1週で迎えた9戦目は、宮下瞳騎手を鞍上に迎えて、一般B10（名古屋ダート1700m 晴/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

5月23日、中1週で迎えた10戦目は、アジア・アジアパラ応援14（名古屋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は塚本征吾騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

6月17日、中3週で迎えた11戦目は、一般B7（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で塚本征吾騎手（4戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて、最後は2着のクリノヴィーナスを半馬身振り切って3勝目を手に入れた。

7月7日、中2週で迎えた12戦目は、一般B4（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で塚本征吾騎手（5戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は勢いを失って9着に敗れた。

7月21日、中1週で迎えた13戦目は、一般B4（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で塚本征吾騎手（6戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のエイシンメリダに2馬身半の差をつけて4勝目を手にした。

8月18日、中3週で迎えた14戦目は、はくちょう座特別（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で塚本征吾騎手（7戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

9月2日、中1週で迎えた15戦目は、カシオペア座特別（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で塚本征吾騎手（8戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったエイシンメリダを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

9月16日、中1週で迎えた16戦目は、秋涼特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は望月洵輝騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい5着に敗れた。

9月30日、中1週で迎えた17戦目は、待宵特別（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は塚本征吾騎手（9戦3勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

10月15日、中1週で迎えた18戦目は、大原浩司騎手を鞍上に迎えて、初紅葉特別（名古屋ダート1700m 小雨/重）に出走。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着を確保した。

10月28日、中1週で迎えた19戦目は、夜長特別（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大原浩司騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、4着に終わった。