ラビアンクラシック（1993年生、母トウカイマドンナ）

ラビアンクラシック（1993年3月21日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアジュディケーティング（当時6歳）と交配したトウカイマドンナが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は川部牧場。戦績は、中央平地15戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は1997年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

布施正厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1996年）

2月25日、デビュー戦は角田晃一騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。馬体重は462kg。14頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

4月20日、中7週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で角田晃一騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではものすごい伸び脚を見せたが、伸びてきたシュールアラビアン決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

5月11日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で角田晃一騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るストリンジェンドを次元の違う末脚で交わし去り、最後は8馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

5月26日、中1週で迎えた4戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のロイヤル・ホンコン・ジョッキークラブ・トロフィー（中京芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。15頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

4歳（1997年）

4月6日、約10か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた5戦目は、本田優騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（阪神ダート1200m 雨/不良）に出走。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鬼脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のハートシェイプに1馬身の差をつけて久方ぶりの実戦を物にした。

7月19日、約3か月半の休み明けで迎えた6戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の筑紫特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びが劣勢になり10着に敗れた。

7月27日、連闘で迎えた7戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

8月9日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下の指宿特別（小倉ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

9月7日、中3週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は幸英明騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のマヤノプレイリーを3/4馬身振り切って3勝目を掴み取った。

9月21日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上900万下の瀬戸内海特別（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（2戦1勝）。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に終わった。

10月5日、中1週で迎えた11戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（京都ダート1400m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、5着に終わった。

10月18日、中1週で迎えた12戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場なく8着に敗れた。

11月9日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた13戦目は、4歳以上900万下の御陵特別（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は本田優騎手（1戦1勝）。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい9着に終わった。

11月22日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた14戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は幸英明騎手（3戦1勝）。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鋭い脚を使えず6着に終わった。

5歳（1998年）

2月21日、約3か月の休養明けで迎えた15戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は本田優騎手（2戦1勝）。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は力尽きて16着に終わった。