クインズメリッサ（2018年生、母ケイアイアテナ）

クインズメリッサ（2018年3月21日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+ハーブの名前」。毛色は鹿毛。種牡馬のパイロ（当時13歳）と交配したケイアイアテナが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は新冠橋本牧場。2024年の越後ステークス(オープン)で2着に入った他、2022年の室町ステークス(オープンハンデ)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

宮本博厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2020年）

9月21日、デビュー戦は川又賢治騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は456kg。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のナサに8馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（2021年）

2月28日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳1勝クラス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、ハイペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではにじり寄るように前との差を詰めて、最後は2着のメイショウマンサクをクビ差振り切って久々の実戦を物にした。

5月2日、中8週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた3戦目は、3歳オープンの端午ステークス（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤懸貴志騎手（1戦1勝）。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では生来の闘争本能でどうにかこうにかゴールまで走り切り、5着を確保した。

11月28日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた4戦目は、3歳以上2勝クラス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤懸貴志騎手（2戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、5着に終わった。

12月19日、中2週で迎えた5戦目は、3歳以上2勝クラスの高砂特別（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で藤懸貴志騎手（3戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のスリーピートに1馬身半の差をつけて3勝目を手に入れた。

4歳（2022年）

1月8日、中2週で迎えた6戦目は、4歳以上3勝クラスの初春ステークス（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で藤懸貴志騎手（4戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

1月29日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上3勝クラスの伊賀ステークス（中京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で藤懸貴志騎手（5戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

7月23日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの安達太良ステークス（福島ダート1150m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で藤懸貴志騎手（6戦2勝）。15頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を取る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のマーチリリーに2馬身半の差をつけて休み明けの一戦を物にした。

8月21日、中3週で迎えた9戦目は、ハンデ戦でオープンのNST賞（新潟ダート1200m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は8戦連続で藤懸貴志騎手（7戦3勝）。15頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では決め手が足りず13着に敗れた。

11月13日、約3か月の間隔を開けて迎えた10戦目は、ハンデ戦でオープンの室町ステークス（阪神ダート1200m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は9戦連続で藤懸貴志騎手（8戦3勝）。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、3着に入った。

12月25日、中5週で迎えた11戦目は、りんくうステークス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で藤懸貴志騎手（9戦3勝）。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

5歳（2023年）

1月15日、中2週で迎えた12戦目は、ジャニュアリーステークス（中山ダート1200m 小雨/良）に出走。鞍上は11戦連続で藤懸貴志騎手（10戦3勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい5着に敗れた。

6月4日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた13戦目は、ハンデ戦でオープンの松風月ステークス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で藤懸貴志騎手（11戦3勝）。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では伸びが劣勢になり13着に敗れた。

7月23日、中6週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた14戦目は、安達太良ステークス（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で藤懸貴志騎手（12戦3勝）。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に敗れた。

11月19日、約4か月の休み明けで迎えた15戦目は、霜月ステークス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で藤懸貴志騎手（13戦3勝）。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に終わった。

12月17日、中3週で迎えた16戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、コールドムーンステークス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に終わった。

6歳（2024年）

1月7日、中2週で迎えた17戦目は、すばるステークス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は藤懸貴志騎手（14戦3勝）。15頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に終わった。

4月20日、約3か月半の休養明けで迎えた18戦目は、天王山ステークス（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は国分恭介騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

5月4日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた19戦目は、越後ステークス（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は藤懸貴志騎手（15戦3勝）。15頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では卓出した伸び脚で追い上げたが、抜け出したナムラフランクにハナ差届かず2着となった。