ハングインゼア（2004年生、母メジェール）

ハングインゼア（2004年3月16日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「へこたれるな、頑張れ」。毛色は鹿毛。種牡馬のタイキシャトル（当時10歳）と交配したメジェールが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）村田牧場。戦績は、中央平地36戦1勝2着2回、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は2007年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

6歳のとき、村田牧場から「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場されたが主取りとなった。

ターファイトクラブにて総額1,700万円（17万×100口）で一口馬主が募集された。

昆貢厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2006年）

9月3日、デビュー戦は本田優騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は416kg。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘したが、4着に終わった。

12月17日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で本田優騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、3着に入った。

3歳（2007年）

1月13日、中3週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で本田優騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

2月4日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で本田優騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

2月18日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で本田優騎手（4戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では物凄い伸び脚を見せたが、ワーキングウーマンに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

3月18日、中3週で迎えた6戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では異次元の末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のトーセントップランに1馬身3/4の差をつけて初白星を挙げた。

4月15日、中3週で迎えた7戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

5月6日、中2週で迎えた8戦目は、3歳500万下のわらび賞（新潟ダート1800m 小雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず10着に終わった。

5月26日、中2週で迎えた9戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳500万下（東京ダート1600m 晴/重）に出走。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に敗れた。

11月3日、約5か月半の休み明けで迎えた10戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。14頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

11月23日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず4着に終わった。

12月8日、中1週で迎えた12戦目は、柴原央明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

4歳（2008年）

1月12日、中4週で迎えた13戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1400m 小雨/重）に出走。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら3番手で通過。最後は一杯になって10着に敗れた。

2月3日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 小雨/重）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は浜中俊騎手（2戦0勝）。15頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では強靭な末脚を発揮したが、4着に終わった。

2月9日、連闘で迎えた15戦目は、船曳文士騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

2月23日、中1週で迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で船曳文士騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

3月8日、中1週で迎えた17戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で船曳文士騎手（2戦0勝）。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に敗れた。

3月22日、中1週で迎えた18戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、5着に入り込んだ。

3月30日、連闘で迎えた19戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神芝1600m 外回り小雨/良）に出走。18頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

5月11日、中5週で迎えた20戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で長谷川浩大騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず7着に終わった。

5月25日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（中京芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は浜中俊騎手（3戦0勝）。18頭立ての13番人気で16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったオリオンスターズに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

6月7日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は長谷川浩大騎手（2戦0勝）。18頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず9着に敗れた。

9月28日、約4か月の休養明けで迎えた23戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では見せ場を作れず11着に終わった。

10月11日、中1週で迎えた24戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

10月18日、連闘で迎えた25戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で太宰啓介騎手（3戦0勝）。15頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず11着に終わった。

11月2日、中1週で迎えた26戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。

12月14日、中5週で迎えた27戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（4戦0勝）。15頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

5歳（2009年）

1月5日、中2週で迎えた28戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（5戦0勝）。15頭立ての12番人気で大外15番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では末脚が冴えず11着に終わった。

1月18日、中1週で迎えた29戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1200m 雨/良）に出走。15頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず8着に終わった。

2月7日、中2週で迎えた30戦目は、4歳以上500万下の巌流島特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は中村将之騎手（1戦0勝）。18頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では見せ場を作れず13着に終わった。

3月11日、中4週で迎えた31戦目は、大和川特別（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は浜中俊騎手（4戦0勝）。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。

5月2日、中6週で迎えた32戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての17番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく8着に終わった。

5月30日、中3週で迎えた33戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。17頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に敗れた。

6月20日、中2週で迎えた34戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に終わった。

7月11日、中2週で迎えた35戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に終わった。

8月30日、中6週で迎えた36戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で菊沢隆徳騎手（3戦0勝）。15頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが鈍く9着に終わった。

10月24日、中7週で迎えた37戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は松田大作騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。