ローベルエンジェル（1984年生、母ローベルレモン）

ローベルエンジェル（1984年3月25日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のドン（当時18歳）と交配したローベルレモンが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）ローベル牧場。戦績は、中央平地34戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は1989年の4歳以上400万下(牝)。

経歴

デビュー前

鹿戸幸治厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1987年）

9月27日、デビュー戦は五十嵐忠男騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は450kg。13頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。

10月17日、中2週で迎えた2戦目は、上籠勝仁騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島ダート1000m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に敗れた。

4歳（1988年）

4月23日、約6か月半の休養明けで迎えた3戦目は、安達昭夫騎手を鞍上に迎えて、5歳以上400万下（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では全く伸びず8着に終わった。

4月29日、連闘で迎えた4戦目は、横山雄一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上400万下（新潟ダート1700m 雨/良）に出走。8頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。競走中止となった。

6月25日、中7週で迎えた5戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上400万下（中京ダート1700m 曇/不良）に52kgの軽斤量で出走。11頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

7月24日、中3週で迎えた6戦目は、4歳以上400万下（小倉芝1800m 雨/重）に52kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。

8月7日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（小倉ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で芹沢純一騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るノトリィフォーを豪脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

8月20日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上400万下（小倉ダート1700m 曇/不良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で芹沢純一騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

8月28日、連闘で迎えた9戦目は、4歳以上400万下（小倉ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で芹沢純一騎手（4戦1勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず6着に敗れた。

12月4日、約3か月半の休み明けで迎えた10戦目は、4歳以上400万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で芹沢純一騎手（5戦1勝）。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はガス欠状態になり9着に終わった。

12月18日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で芹沢純一騎手（6戦1勝）。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出し、3着に入った。

5歳（1989年）

1月16日、中3週で迎えた12戦目は、牝馬限定の5歳以上400万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で芹沢純一騎手（7戦1勝）。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では天性の闘志でゴールまで力闘したが、5着に終わった。

3月12日、中7週で迎えた13戦目は、牝馬限定の5歳以上400万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で芹沢純一騎手（8戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るダイヤコマチを上がり2位タイの末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて勝利を手中に収めた。

3月26日、中1週で迎えた14戦目は、内田浩一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上400万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では逸出した伸び脚で猛進したが、勝ったエバブラウンにねじ伏せられて3馬身差の2着に敗北した。

4月23日、中3週で迎えた15戦目は、牝馬限定の5歳以上400万下（新潟ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は安達昭夫騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で急追したが、勝ったタガジョールナを半馬身捉え切れず2着に敗北した。

5月7日、中1週で迎えた16戦目は、5歳以上400万下（新潟ダート1700m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で安達昭夫騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、マヤノジャイアントに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

6月10日、中4週で迎えた17戦目は、清水英次騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

6月24日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下の羊ケ丘特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は安達昭夫騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では決め手が足りず9着に終わった。

7月9日、中1週で迎えた19戦目は、鹿戸雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（函館ダート1700m 曇/良）に出走。6頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり4着に終わった。

7月22日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上400万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鹿戸雄一騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず4着に終わった。

7月29日、連闘で迎えた21戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鹿戸雄一騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ややハイペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に終わった。

11月26日、約4か月の休養明けで迎えた22戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は芹沢純一騎手（9戦2勝）。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るホッカイカオリを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身半の差をつけて久方ぶりの一戦を物にした。

12月17日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上900万下のクリスマスキャロル賞（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（10戦3勝）。11頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。

6歳（1990年）

1月13日、中3週で迎えた24戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で芹沢純一騎手（11戦3勝）。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

2月4日、中2週で迎えた25戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（阪神ダート1700m 曇/不良）に出走。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい4着に敗れた。

2月18日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた26戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（阪神ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

3月10日、中2週で迎えた27戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（阪神ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は芹沢純一騎手（12戦3勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

3月18日、連闘で迎えた28戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下の伊良湖特別（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（13戦3勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では脚を伸ばせず4着に敗れた。

3月31日、中1週で迎えた29戦目は、久保田英敬騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上900万下（阪神ダート1800m 雨/不良）に51kgの軽斤量で出走。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が上がってしまい10着に敗れた。

5月5日、中4週で迎えた30戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1400m 雨/不良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で久保田英敬騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚が冴えず8着に敗れた。

6月17日、中5週で迎えた31戦目は、5歳以上900万下（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は芹沢純一騎手（14戦3勝）。15頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが鈍く7着に終わった。

6月24日、連闘で迎えた32戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の三河特別（中京ダート1700m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（15戦3勝）。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、3着に入った。

7月7日、中1週で迎えた33戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下のオーロラ特別（札幌ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は鹿戸雄一騎手（3戦0勝）。7頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。

7月21日、中1週で迎えた34戦目は、4歳以上900万下の層雲峡特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鹿戸雄一騎手（4戦0勝）。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に終わった。