トヨサンランボー（1997年生、母ツキローマン）

トヨサンランボー（1997年4月7日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のスターオブコジーン（当時9歳）と交配したツキローマンが14歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は小椋智。戦績は、中央平地35戦4勝2着4回、中央障害5戦0勝2着1回、地方1戦1勝。主な勝ち鞍は2002年の愛宕特別(1000万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

佐藤正雄厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2000年）

6月4日、デビュー戦は松永幹夫騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。馬体重は498kg。15頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に敗れた。

8月20日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びを欠き10着に敗れた。

10月29日、中9週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（福島芝1800m 小雨/稍重）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚がパッとせず14着に敗れた。

12月2日、中4週で迎えた4戦目は、高橋亮騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて、最後は2着のロードセレナードをハナ差振り切って初勝利を挙げた。

4歳（2001年）

1月28日、中7週で迎えた5戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で高橋亮騎手（1戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、トニーファイヤーに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

2月11日、中1週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下の鳥栖特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高橋亮騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、ウインスポットに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

3月18日、中4週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で高橋亮騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、勝ったニューイングランドにねじ伏せられて6馬身差の2着に敗北した。

4月21日、中4週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で高橋亮騎手（4戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のゼンノキャスパーに2馬身半の差をつけて2勝目を獲得した。

5月19日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の御嶽特別（中京ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で高橋亮騎手（5戦2勝）。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

6月16日、中3週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた10戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で高橋亮騎手（6戦2勝）。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい16着に敗れた。

7月15日、中3週で馬体重を前走から20kg絞って迎えた11戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 小雨/重）に出走。鞍上は8戦連続で高橋亮騎手（7戦2勝）。15頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり8着に敗れた。

8月9日、中3週で馬体重を前走から11kg戻して迎えた12戦目は、3歳戦の猪名川特別（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で高橋亮騎手（8戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のクエスチョンマークをクビ差制して優勝

5歳（2002年）

2月10日、約6か月の休養明けで迎えた13戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の和布刈特別（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

2月23日、中1週で迎えた14戦目は、植野貴也騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の須磨特別（阪神芝1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では見所を作れず16着に終わった。

3月10日、中1週で迎えた15戦目は、内田浩一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の野麦峠特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り12着に終わった。

4月7日、中3週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の明石特別（阪神芝2000m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は高橋亮騎手（9戦3勝）。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では決め手に欠いて14着に終わった。

4月28日、中2週で迎えた17戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の桃山特別（京都ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では非凡な末脚を発揮し、3着を確保した。

5月26日、中3週で迎えた18戦目は、4歳以上1000万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。

6月23日、中3週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の鷹取特別（阪神ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は渡辺薫彦騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では最後まで息が続かず14着に敗れた。

7月7日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上1000万下の加古川特別（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は高橋亮騎手（10戦3勝）。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今一つ伸び切れず12着に終わった。

8月10日、中4週で迎えた21戦目は、3歳以上1000万下のTVQ杯（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は植野貴也騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

9月2日、中2週で迎えた22戦目は、3歳以上1000万下の平尾台特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は高橋亮騎手（11戦3勝）。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では決め手に欠いて8着に終わった。

9月22日、中2週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた23戦目は、3歳以上1000万下の秋分特別（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は植野貴也騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では天資の負けじ魂を発揮してゴールまで力戦し、5着に入り込んだ。

10月13日、中2週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の愛宕特別（京都ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で植野貴也騎手（3戦0勝）。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のロードプリヴェイルをクビ差振り切って勝利を手に入れた。

10月27日、中1週で迎えた25戦目は、3歳以上1000万下の御陵特別（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で植野貴也騎手（4戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に敗れた。

11月17日、中2週で迎えた26戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の花背特別（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で植野貴也騎手（5戦1勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では全く伸びず10着に敗れた。

12月1日、中1週で迎えた27戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の2002ゴールデンブーツトロフィー（阪神芝2200m 曇/良）に出走。14頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、後続との差を2馬身以上保って、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい14着に終わった。

6歳（2003年）

1月12日、中5週で迎えた28戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の八坂特別（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は渡辺薫彦騎手（2戦0勝）。15頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後はガス欠状態になり10着に敗れた。

1月26日、中1週で迎えた29戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺薫彦騎手（3戦0勝）。13頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、勝ったボーディングパスに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

2月16日、中2週で迎えた30戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺薫彦騎手（4戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のコナウインドに2馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

3月16日、中3週で迎えた31戦目は、4歳以上1600万下の甲南ステークス（阪神ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で渡辺薫彦騎手（5戦1勝）。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びを欠き12着に敗れた。

3月29日、中1週で迎えた32戦目は、4歳以上1600万下の鳴門ステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で渡辺薫彦騎手（6戦1勝）。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。

4月13日、中1週で迎えた33戦目は、4歳以上1600万下の梅田ステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で渡辺薫彦騎手（7戦1勝）。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では決め手が足りず9着に終わった。

7歳（2004年）

1月5日、約9か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた34戦目は、4歳以上1600万下の門松ステークス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で渡辺薫彦騎手（8戦1勝）。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい16着に終わった。

2月7日、中4週で迎えた35戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の金蹄ステークス（東京ダート2100m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。12頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい12着に終わった。

2月15日、連闘で迎えた36戦目は、4歳以上1600万下の北山ステークス（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は植野貴也騎手（6戦1勝）。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に終わった。

3月14日、中3週で迎えた37戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で植野貴也騎手（7戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。7着に敗れた。

3月28日、中1週で迎えた38戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で植野貴也騎手（8戦1勝）。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。5着に終わった。

4月10日、中1週で迎えた39戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で植野貴也騎手（9戦1勝）。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったスリーフラッシュから約10馬身差の2着となった。

5月9日、中3週で迎えた40戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 雨）に出走。鞍上は5戦連続で植野貴也騎手（10戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。5着に終わった。

8歳（2005年）

1月23日、約8か月半の休養明けで迎えた41戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2930m 曇）に出走。鞍上は6戦連続で植野貴也騎手（11戦1勝）。13頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。競走中止となった。