ニューイングランド（1997年生、母クラウンフォレスト）

ニューイングランド（1997年4月4日）は、日本の競走馬、種牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のサンデーサイレンス（当時11歳）と交配したクラウンフォレストが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）森牧場。戦績は、中央平地7戦4勝2着2回。主な勝ち鞍は2001年のSTV杯(1000万下)。

経歴

デビュー前

白井寿昭厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1999年）

12月4日、デビュー戦は四位洋文騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は452kg。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のキングザファクトを3/4馬身振り切って初勝利を挙げた。

4歳（2001年）

3月18日、約15か月半の休み明けで迎えた2戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトヨサンランボーに6馬身の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

4月21日、中4週で迎えた3戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1800m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で四位洋文騎手（2戦2勝）。15頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、伸びてきたエイシンリーズン決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

5月20日、中3週で迎えた4戦目は、4歳以上900万下の富嶽賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で四位洋文騎手（3戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したダイワサイレンスに3/4馬身届かず2着に敗北した。

6月17日、中3週で迎えた5戦目は、3歳以上500万下の湯川特別（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で四位洋文騎手（4戦2勝）。15頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて、最後は2着のイングランドシチーをクビ差振り切って断然の支持に応えた。

7月7日、中2週で迎えた6戦目は、3歳以上1000万下のSTV杯（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で四位洋文騎手（5戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のレディソーサリスを半馬身振り切って順当に勝利した。

7月22日、中1週で迎えた7戦目は、本田優騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の函館記念（函館芝2000m 雨/良）に53kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。