トキツユウ（2009年生、母ワールドウッド）

トキツユウ（2009年4月7日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のアドマイヤマックス（当時10歳）と交配したワールドウッドが15歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はインターナショナル牧場。戦績は、地方21戦6勝2着2回。主な勝ち鞍は2013年の帷子川特別(一般C2三)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、インターナショナル牧場から「北海道オータムセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。1歳のとき、藤本ファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

武井栄一厩舎（川崎）へ入厩。

3歳（2012年）

7月27日、デビュー戦は水野貴史騎手を鞍上に据えて、3歳（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したザカントリーを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

8月23日、中3週で迎えた2戦目は、3歳（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で水野貴史騎手（1戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るシャルドネを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

4歳（2013年）

1月31日、約5か月半の休み明けで迎えた3戦目は、4歳（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で水野貴史騎手（2戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

2月27日、中3週で迎えた4戦目は、4歳（川崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で水野貴史騎手（3戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るフレグラントガールを鬼脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

4月19日、中6週で迎えた5戦目は、一般C2十三十四（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で水野貴史騎手（4戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では物凄い伸び脚で猛進したが、伸びてきたヒシダンカン決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

5月24日、中4週で迎えた6戦目は、仲島くん結婚記念（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で水野貴史騎手（5戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では別次元の末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のツルノミカドを3/4馬身振り切って3勝目を挙げた。

6月11日、中2週で迎えた7戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、一般C2六七（川崎ダート1600m 雨/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のフラグラーレをクビ差振り切って下馬評通りの実力を証明した。

8月20日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、一般C2四五（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端に立ち、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のファンタストウィンに4馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

10月11日、中6週で迎えた9戦目は、帷子川特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山崎誠士騎手（2戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のセルリアンラビットをハナ差振り切って破竹の4連勝を決めた。

11月14日、中4週で迎えた10戦目は、一般C1四（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山崎誠士騎手（3戦3勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露したが、3着に終わった。

12月19日、中4週で迎えた11戦目は、ジョイホース横浜賞（川崎ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で山崎誠士騎手（4戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、5着に終わった。

5歳（2014年）

1月30日、中5週で迎えた12戦目は、群雄特別（川崎ダート1500m 雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で山崎誠士騎手（5戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではキレのいい末脚を発揮したが、3着に終わった。

3月4日、中4週で迎えた13戦目は、春告草特別（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で山崎誠士騎手（6戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に敗れた。

4月14日、中5週で迎えた14戦目は、花衣特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で山崎誠士騎手（7戦3勝）。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に敗れた。

8月18日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から11kg減らして迎えた15戦目は、一般C2三四（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で山崎誠士騎手（8戦3勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に敗れた。

10月15日、中7週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた16戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、11月3日JBC盛岡開催記念（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには絡めず11着に敗れた。

11月4日、中2週で迎えた17戦目は、金子正彦騎手を鞍上に迎えて、一般C2五六七（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず9着に終わった。

12月16日、中5週で迎えた18戦目は、一般C2六七（川崎ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で金子正彦騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

6歳（2015年）

1月6日、中2週で迎えた19戦目は、山本君・永井さん結婚おめでとう記念（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は酒井忍騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に終わった。

1月30日、中2週で迎えた20戦目は、杉村一樹騎手を鞍上に迎えて、一般C3一二三（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く7着に終わった。

3月2日、中3週で迎えた21戦目は、朧月賞（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は酒井忍騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず12着に終わった。