アイシースズカ（2000年生、母アイシングスズカ）

アイシースズカ（2000年4月27日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「母名より連想＋冠名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のサンデーサイレンス（当時14歳）と交配したアイシングスズカが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は（有）稲原牧場。戦績は、中央平地31戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2004年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

橋田満厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2002年）

10月5日、デビュー戦は上村洋行騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は452kg。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったウインクリューガーにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

10月19日、中1週で迎えた2戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳新馬（京都芝1400m 小雨/良）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のクリヴィアに1馬身3/4の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（2003年）

3月2日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、3歳500万下（阪神芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

4月13日、中5週で迎えた4戦目は、牝馬限定3歳オープンの忘れな草賞（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は上村洋行騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず11着に敗れた。

5月4日、中2週で迎えた5戦目は、3歳500万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のプロンタテヤマをクビ差振り切って2勝目を手に入れた。

11月29日、約7か月の休み明けで迎えた6戦目は、南井大志騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下のセレブレイション賞（東京芝1400m 雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての16番人気で大外18番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く15着に終わった。

12月27日、中3週で迎えた7戦目は、3歳以上1000万下の名古屋日刊スポーツ杯（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は上村洋行騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では見所を作れず12着に終わった。

4歳（2004年）

2月7日、中5週で迎えた8戦目は、R.ヒューズ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の許波多特別（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。

3月6日、中3週で迎えた9戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の中京スポーツ杯（中京芝1800m 曇/良）に出走。15頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では脚が残っておらず15着に終わった。

4月4日、中3週で迎えた10戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下のコダマメモリアル（阪神芝2000m 雨/稍重）に出走。13頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい12着に終わった。

5月2日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上1000万下のイナリワンメモリアル（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びあぐねて11着に終わった。

5月15日、中1週で迎えた12戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

9月11日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は上村洋行騎手（3戦0勝）。13頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では卓出した伸び脚で猛追したが、勝ったダイキチムスメに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

9月25日、中1週で迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（4戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮したが、5着に終わった。

10月24日、中3週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（3戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のビッグロンドンを半馬身振り切って久しぶりに美酒を浴びた。

11月20日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた16戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（4戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

12月18日、中3週で迎えた17戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず8着に終わった。

5歳（2005年）

7月10日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の竜飛崎特別（函館ダート1700m 雨/不良）に52kgの軽斤量で出走。13頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。最後は脚色が鈍り13着に終わった。

7月23日、中1週で迎えた19戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の駒ケ岳特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で長谷川浩大騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。

8月7日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上1000万下の五稜郭特別（函館芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で長谷川浩大騎手（2戦0勝）。13頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は失速してしまい12着に終わった。

6歳（2006年）

3月18日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた21戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の伊丹特別（阪神ダート1400m 雨/重）に出走。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず9着に終わった。

4月2日、中1週で迎えた22戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（阪神ダート1400m 曇/不良）に出走。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では鋭さ光る末脚を繰り出したが、5着に終わった。

4月23日、中2週で迎えた23戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では瞬発力に富んだ末脚を発揮したが、5着に終わった。

5月14日、中2週で迎えた24戦目は、4歳以上1000万下（京都芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は上村洋行騎手（5戦0勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に敗れた。

6月4日、中2週で迎えた25戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず10着に終わった。

9月23日、約3か月半の休み明けで迎えた26戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の夕月特別（中京芝1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は中舘英二騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に終わった。

10月14日、中2週で迎えた27戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は上村洋行騎手（6戦0勝）。13頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では切れ味鋭い末脚を発揮したが、4着に終わった。

11月4日、中2週で迎えた28戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を繰り出したが、3着に終わった。

12月9日、中4週で迎えた29戦目は、3歳以上1000万下（阪神ダート1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は上村洋行騎手（7戦0勝）。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず15着に終わった。

7歳（2007年）

1月8日、中3週で迎えた30戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず10着に終わった。

1月21日、中1週で迎えた31戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は武豊騎手（5戦3勝）。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。