マッハジール（2010年生、母セイヴィングス）

マッハジール（2010年3月10日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「音速＋熱意」。毛色は鹿毛。種牡馬のタイキシャトル（当時16歳）と交配したセイヴィングスが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）松平牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方17戦4勝2着2回。主な勝ち鞍は2013年の3歳以上C1二。

経歴

デビュー前

1歳のとき、松平牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、村上稔によって315万円で落札された。

大橋勇樹厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2012年）

8月19日、デビュー戦は熊沢重文騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は444kg。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では出色の末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

9月8日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

12月9日、約3か月の休み明けで迎えた3戦目は、2歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（2戦0勝）。18頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露し、3着に入り込んだ。

12月23日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で熊沢重文騎手（3戦0勝）。18頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

3歳（2013年）

1月19日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は5戦連続で熊沢重文騎手（4戦0勝）。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

6月28日、約5か月半の休養明けで迎えた6戦目は、松浦政宏騎手を鞍上に迎えて、3歳C1（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず5着に敗れた。

7月11日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上C2（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松浦政宏騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るチェリーボンバを豪脚でクビ差だけ差し切って初勝利を挙げた。

7月24日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上C2（園田ダート1230m 晴/稍重）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で松浦政宏騎手（2戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、キセキノカゼに半馬身交わされて2着に敗北した。

8月14日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上C1二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松浦政宏騎手（3戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るツイストリボンを圧倒的な末脚でクビ差だけ差し切って勝利を手に入れた。

9月11日、中3週で迎えた10戦目は、3歳以上C1（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で松浦政宏騎手（4戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見所を作れず10着に敗れた。

9月25日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上C1（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で松浦政宏騎手（5戦2勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では上々の伸びを見せたが、テクマクマヤコンに交わされて5馬身差の2着となった。

4歳（2014年）

2月6日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた12戦目は、はなにら賞（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で松浦政宏騎手（6戦2勝）。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では速い脚を使えず12着に終わった。

2月26日、中2週で迎えた13戦目は、ゆきのした賞（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で松浦政宏騎手（7戦2勝）。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に終わった。

3月13日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上C1一（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は9戦連続で松浦政宏騎手（8戦2勝）。11頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ伸び切れず11着に終わった。

4月1日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で松浦政宏騎手（9戦2勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

4月17日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で松浦政宏騎手（10戦2勝）。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

5月7日、中2週で馬体重を前走から17kg減らして迎えた17戦目は、中田貴士騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。

6月4日、中3週で迎えた18戦目は、永島太郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C3一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて、最後は2着のミロワールティグルに1馬身1/4の差をつけて3勝目をマークした。

6月26日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で永島太郎騎手（1戦1勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず6着に敗れた。

7月25日、中3週で迎えた20戦目は、3歳以上C3二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は中田貴士騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のリナに1馬身半の差をつけて4勝目をマークした。

8月14日、中2週で迎えた21戦目は、3歳以上C2三（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で中田貴士騎手（2戦1勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには絡めず5着に終わった。

9月4日、中2週で迎えた22戦目は、3歳以上C2三（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で中田貴士騎手（3戦1勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に終わった。