ミキノロココ（2010年生、母ユカリ）

ミキノロココ（2010年5月30日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋１８世紀フランスを中心に広まった装飾様式」。毛色は鹿毛。種牡馬のプリサイスエンド（当時13歳）と交配したユカリが15歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は久米和夫。戦績は、中央平地9戦0勝、地方7戦5勝2着1回。主な勝ち鞍は2013年の一般C2二。

経歴

デビュー前

1歳のとき、久米和夫から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、谷口久和によって210万円で落札された。

保田一隆厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2012年）

6月23日、デビュー戦は西田雄一郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島ダート1000m 晴/稍重）に出走。馬体重は454kg。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。

7月22日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で西田雄一郎騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では全く伸びず14着に終わった。

8月25日、中4週で迎えた3戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に終わった。

9月23日、中3週で迎えた4戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（中山芝1200m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は西田雄一郎騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に終わった。

10月21日、中3週で迎えた5戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（新潟芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で西田雄一郎騎手（3戦0勝）。18頭立ての17番人気で16番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず7着に終わった。

11月4日、中1週で迎えた6戦目は、2歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で西田雄一郎騎手（4戦0勝）。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では目立つような脚を使えず13着に終わった。

3歳（2013年）

5月28日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、3歳戦のツインメイト特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で西田雄一郎騎手（5戦0勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見所を作れず6着に終わった。

6月22日、中3週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた8戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で西田雄一郎騎手（6戦0勝）。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚勢が鈍り15着に終わった。

8月17日、中7週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた9戦目は、3歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で西田雄一郎騎手（7戦0勝）。17頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。12着に終わった。

9月21日、中4週で迎えた10戦目は、陶文峰騎手を鞍上に迎えて、一般C2十四（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ形となり、で馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るタイセイスカイを次元の違う末脚で交わし去り、最後は6馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

10月6日、中1週で迎えた11戦目は、太田陽子騎手を鞍上に迎えて、一般C2十（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアクアティアラに約10馬身の大差をつけて断トツ人気に応えた。

10月19日、中1週で迎えた12戦目は、一般C2七（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で太田陽子騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では自慢の末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のヤマニングランバルに2馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

11月4日、中1週で迎えた13戦目は、坂口裕一騎手を鞍上に迎えて、一般C2四（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて難なく抜け出し、最後は2着のエムオーネイチャに4馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

11月18日、中1週で迎えた14戦目は、一般C2二（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は陶文峰騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて、最後は2着のボディアンドソウルに1馬身1/4の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

12月9日、中2週で迎えた15戦目は、一般C2一（水沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は坂口裕一騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで敢闘したが、勝ったカバードブリッジに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

4歳（2014年）

5月17日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた16戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は西田雄一郎騎手（8戦0勝）。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では伸びが鈍く16着に終わった。