タイセイスカイ（2010年生、母カルチャートップ）

Taisei Sky

2010.02.23

タイセイスカイ（2010年2月23日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋空」。毛色は鹿毛。種牡馬のマンハッタンカフェ（当時12歳）と交配したカルチャートップが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）笠松牧場。戦績は、中央平地7戦0勝、地方12戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は2014年の仲冬レース(一般C2九)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、笠松牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、田中成奉によって1,312.5万円で落札された。

池上昌弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2012年）

12月16日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1600m 外回り 晴/良）に出走。馬体重は468kg。15頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に敗れた。

3歳（2013年）

3月24日、約3か月半の休み明けで迎えた2戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。逃げを打ち、かなり遅いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず13着に終わった。

4月20日、中3週で迎えた3戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1300m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を奪い、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい10着に敗れた。

6月15日、中7週で迎えた4戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1000m 雨/稍重）に出走。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。

6月30日、中1週で迎えた5戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。

8月3日、中4週で迎えた6戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚にキレが無く11着に終わった。

8月31日、中3週で迎えた7戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝2000m 雨/重）に出走。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く15着に終わった。

9月21日、中2週で迎えた8戦目は、菅原俊吏騎手を鞍上に迎えて、一般C2十四（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、ミキノロココに交わされて6馬身差の2着に敗北した。

10月5日、中1週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた9戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、一般C2十二（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のヤマニンアンビーに2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月21日、中1週で迎えた10戦目は、一般C2九（盛岡ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

11月3日、中1週で迎えた11戦目は、一般C2九（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山本聡哉騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

11月16日、中1週で迎えた12戦目は、一般C2十（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山本聡哉騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって5着に敗れた。

11月30日、中1週で迎えた13戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、一般C2九（水沢ダート1300m 晴/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、フレンズに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

12月14日、中1週で迎えた14戦目は、一般C2十一（水沢ダート1300m 小雪/不良）に出走。鞍上は2戦連続で小林俊彦騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のヤマニンアンビーに2馬身半の差をつけて順当に勝利した。

4歳（2014年）

1月4日、中2週で迎えた15戦目は、仲冬レース（水沢ダート1300m 小雪/不良）に出走。鞍上は3戦連続で小林俊彦騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のローアンドオーダーに2馬身の差をつけて優勝

4月7日、約3か月の休み明けで迎えた16戦目は、一般C2一（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で小林俊彦騎手（3戦2勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。

4月21日、中1週で迎えた17戦目は、一般C2三（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で小林俊彦騎手（4戦2勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の心肺能力で最後まで敢闘したが、フレイムヴェインにクビ差交わされて2着となった。

5月5日、中1週で迎えた18戦目は、一般C2三（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で小林俊彦騎手（5戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る形となり、で一団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はバタバタになってしまい9着に敗れた。

5月25日、中2週で迎えた19戦目は、一般C2二（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で小林俊彦騎手（6戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。競走中止となった。